
何が起こっている?
上腕骨外側上顆炎(テニス肘)は、肘の外側に付着する前腕の筋肉(手首を反らす筋)の腱に負担がかかり、炎症や変性が起きている状態です。
テニスなどのスポーツだけでなく、家事や仕事、パソコン作業など、繰り返し手を使う動作がきっかけになることが多くみられます。
どんな症状?
肘の外側の痛みが主な症状です。
物を持ち上げる、タオルを絞る、ドアノブを回すといった動作で痛みが出やすくなります。安静時には痛みが軽くても、動作時に鋭い痛みを感じることがあります。
どうやって調べる?
診察では、肘の外側を押したときの痛みや、手首を動かした際の痛みの出方を確認します。
多くの場合は診察で診断が可能ですが、症状が強い場合や他の病気が疑われる場合には、超音波検査で腱の状態を評価することがあります。
どうやって治す?
治療の基本は保存療法です。
使いすぎを見直しながら、痛みを和らげ、腱への負担を減らすことが目的です。痛みの程度や生活背景に応じて治療内容を調整します。
受診の目安
肘の外側の痛みが続く、日常動作で支障がある場合は受診をおすすめします。
痛みが強くなってきた、数か月たっても改善しない場合は、早めの評価が安心です。
当院で行う検査・治療
当院では、肘だけでなく手首や前腕の使い方、生活背景まで含めて評価します。診察では、痛みの出る動作、仕事やスポーツの内容、手の使い方の癖を丁寧に確認します。
検査としては、必要に応じて超音波検査を行い、腱の炎症や変性の程度を評価します。他の疾患が疑われる場合には、レントゲン検査で骨の異常を除外します。
治療は、運動療法(リハビリ)を中心に行い、前腕や手首の負担を減らす動作指導や筋力調整を行います。症状に応じて、体外衝撃波、内服、装具(サポーター)を組み合わせます。
痛みを抑えるだけでなく、再発しにくい使い方を身につけることを治療のゴールとしています。
Trend
近年の研究トレンド
テニスをしていなくても起こる?
スポーツ以外の日常動作や仕事でも発症することが多いとされています。
当院では、生活や作業内容を詳しく伺い、原因を整理します。
安静にすれば治る?
完全な安静よりも、負担を調整しながら回復を促す方がよいとされています。
当院では、無理のない範囲での動作調整とリハビリを行います。
手術は必要?
多くの症例は保存療法で改善し、手術が必要になることはまれです。
当院では、保存療法を基本に、経過をみながら判断します。
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この記事の執筆者プロフィール
Yoリハビリ整形外科 院長 佐藤洋一
Yoichi Sato M.D.
専門医・認定医・資格
- 日本整形外科学会認定 専門医
- 日本リハビリテーション医学会認定 専門医
- 難病指定医(協力難病指定医)

所属学会
- 日本整形外科学会
- 日本リハビリテーション医学会
- 日本義肢装具学会
- 日本骨粗鬆症学会
- 日本整形外傷学会
修了
- 日本骨折治療学会研修会 Basic, Advance
- AO Trauma Course Basic, Advance, Pelvic & Acetabular
- 義肢装具等判定医師研修会
- 生活期のリハビリ医療に関わる医師の研修会












受賞歴
- 日本リハビリテーション医学会 Reviewer Award
- 日本骨粗鬆症学会 研究奨励賞
- 日本骨粗鬆症学会 優秀演題賞
- 日本骨折治療学会 優秀論文賞
- 中部整形外科災害外科学会 学会奨励賞
- 日本腰痛学会 優秀論文賞
- 東海骨・関節疾患研究会 ベストレポート賞(2度)


















趣味
- キックボクシング(アマ2戦2勝1TKO)
- コーディング(Python, Java, html, CSS)
- テニス
