
何が起こっている?
腰椎分離症は、腰の骨(腰椎)の後方部分が疲労骨折を起こした状態です。
成長期に多くみられ、反らす・ひねる動作の繰り返しによって発症しやすいとされています。
初期では骨が完全に離れていないこともあり、早期に評価することで治癒が期待できる場合があります。
どんな症状?
運動時の腰の痛みが主な症状で、特に反らす動作で痛みが出やすいのが特徴です。
安静にすると楽になる一方、運動を再開すると再び痛みが出ることがあります。
進行すると、慢性的な腰痛や、分離すべり症へ移行することもあります。
どうやって調べる?
診察では、痛みの出る動作、運動歴、成長期かどうかを確認します。
レントゲン検査で評価しますが、初期では写らないこともあり、必要に応じてMRIやCT検査(連携医療機関)を行います。
早期かどうかの見極めが重要になります。
どうやって治す?
治療は、骨の治癒を優先することが基本です。
初期の場合は、運動の一時的な中止や負担軽減により、骨癒合を目指します。
状態に応じて、治療方針を段階的に調整します。
受診の目安
運動中や運動後に腰が痛む、反らすと強く痛む場合は受診をおすすめします。
特に、成長期のスポーツ選手で痛みが続く場合は、早めの評価が重要です。
当院で行う検査・治療
当院では、画像所見だけでなく、成長段階や運動内容を含めて総合的に評価します。
診察では、競技種目や練習量、腰に負担のかかる動作を詳しく確認します。
検査としては、レントゲン検査を行い、必要に応じてMRI・CT検査(連携医療機関)で骨の状態を評価します。
治療は、症状や病期に応じて運動制限、装具(コルセット)を組み合わせます。
痛みが落ち着いた段階で、運動療法(リハビリ)を行い、体幹の使い方やフォームを見直し、再発を防ぐ動作指導を行います。
競技復帰についても、段階的にサポートします。
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近年の研究トレンド
自然に治る?
初期の分離症では、適切な運動制限により骨癒合が期待できるとされています。
当院では、病期を見極めたうえで治療方針を決定します。
運動はいつ再開できる?
痛みの消失だけでなく、骨の状態や体の使い方を確認したうえで再開することが重要とされています。
当院では、段階的な復帰を重視します。
放置するとどうなる?
治癒しないまま負担が続くと、慢性腰痛や分離すべり症につながる可能性があります。
当院では、早期評価と再発予防を重視します。
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この記事の執筆者プロフィール
Yoリハビリ整形外科 院長 佐藤洋一
Yoichi Sato M.D.
専門医・認定医・資格
- 日本整形外科学会認定 専門医
- 日本リハビリテーション医学会認定 専門医
- 難病指定医(協力難病指定医)

所属学会
- 日本整形外科学会
- 日本リハビリテーション医学会
- 日本義肢装具学会
- 日本骨粗鬆症学会
- 日本整形外傷学会
修了
- 日本骨折治療学会研修会 Basic, Advance
- AO Trauma Course Basic, Advance, Pelvic & Acetabular
- 義肢装具等判定医師研修会
- 生活期のリハビリ医療に関わる医師の研修会












受賞歴
- 日本リハビリテーション医学会 Reviewer Award
- 日本骨粗鬆症学会 研究奨励賞
- 日本骨粗鬆症学会 優秀演題賞
- 日本骨折治療学会 優秀論文賞
- 中部整形外科災害外科学会 学会奨励賞
- 日本腰痛学会 優秀論文賞
- 東海骨・関節疾患研究会 ベストレポート賞(2度)


















趣味
- キックボクシング(アマ2戦2勝1TKO)
- コーディング(Python, Java, html, CSS)
- テニス
