
何が起こっている?
胸郭出口症候群は、首から腕へ向かう神経や血管が、鎖骨まわり(胸郭出口)で圧迫される状態です。
骨や筋肉、姿勢の影響を受けやすく、なで肩・猫背・長時間のデスクワークなどが関係することがあります。
画像検査で明確な異常が見つからないことも多く、動作や姿勢による影響が症状に直結しやすいのが特徴です。
どんな症状?
腕や手のしびれ、だるさ、痛みが主な症状です。
腕を上げる、荷物を持つ、長時間同じ姿勢を続けると症状が強くなることがあります。
首や肩のこりを伴い、左右どちらか一方に出ることが多い傾向があります。
どうやって調べる?
診察では、症状が出る姿勢や動作、肩や首の可動域、筋緊張を確認します。
特定の姿勢で症状が再現されるかを評価し、診断の参考にします。
必要に応じてレントゲン検査を行いますが、画像だけで診断できないことも多いため、症状と動作の関係が重要です。
どうやって治す?
治療は、圧迫を生じにくい体の使い方に整えることが基本です。
症状が軽い場合は、姿勢や動作の見直しだけで改善することもあります。
痛みやしびれの程度に応じて、治療内容を調整します。
受診の目安
腕や手のしびれ・だるさが続く、腕を上げると症状が強くなる場合は受診をおすすめします。
頸椎の検査で異常が少ないと言われたが症状が続く場合も、一度評価を受けると安心です。
当院で行う検査・治療
当院では、画像所見だけに頼らず、姿勢・動作・生活背景を重視して評価します。
診察では、仕事や日常生活での首・肩・腕の使い方を丁寧に確認します。
検査としては、レントゲン検査を行い、骨格的な要因を評価することがあります。
治療は、症状に応じて内服・外用薬、物理療法を組み合わせます。
また、運動療法(リハビリ)を通じて、肩甲帯や姿勢を整え、神経や血管への負担を減らす動作を指導します。
保存療法で改善が乏しい場合には、専門医療機関と連携します。
Trend
近年の研究トレンド
自然に良くなる?
姿勢や使い方を見直すことで、症状が改善するケースは少なくありません。
当院では、生活動作の調整を重視します。
頸椎の病気とどう違う?
頸椎疾患は首の動きで症状が変化しやすい一方、胸郭出口症候群は腕の位置や姿勢で症状が変わりやすいとされています。
当院では、動作による症状変化を重視して鑑別します。
安静にしたほうがいい?
完全な安静よりも、負担を調整しながら体を動かすことが重要と考えられています。
当院では、一時的な休止を含め、回復を優先します。
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この記事の執筆者プロフィール
Yoリハビリ整形外科 院長 佐藤洋一
Yoichi Sato M.D.
専門医・認定医・資格
- 日本整形外科学会認定 専門医
- 日本リハビリテーション医学会認定 専門医
- 難病指定医(協力難病指定医)

所属学会
- 日本整形外科学会
- 日本リハビリテーション医学会
- 日本義肢装具学会
- 日本骨粗鬆症学会
- 日本整形外傷学会
修了
- 日本骨折治療学会研修会 Basic, Advance
- AO Trauma Course Basic, Advance, Pelvic & Acetabular
- 義肢装具等判定医師研修会
- 生活期のリハビリ医療に関わる医師の研修会












受賞歴
- 日本リハビリテーション医学会 Reviewer Award
- 日本骨粗鬆症学会 研究奨励賞
- 日本骨粗鬆症学会 優秀演題賞
- 日本骨折治療学会 優秀論文賞
- 中部整形外科災害外科学会 学会奨励賞
- 日本腰痛学会 優秀論文賞
- 東海骨・関節疾患研究会 ベストレポート賞(2度)


















趣味
- キックボクシング(アマ2戦2勝1TKO)
- コーディング(Python, Java, html, CSS)
- テニス
