
何が起こっている?

肘部管症候群は、肘の内側を通る神経(尺骨神経)が圧迫・刺激される状態です。
肘を曲げた姿勢が続くことや、肘の内側への慢性的な負担が原因になることがあります。
骨の形や靱帯の影響、肘をつく癖などが関係する場合もあり、画像で原因がはっきりしないことも少なくありません。
どんな症状?

小指と薬指のしびれや感覚の違和感が特徴です。
肘を曲げた状態が続くと症状が出やすく、夜間やスマートフォン操作中に悪化することがあります。
進行すると、指が動かしにくい、細かい作業がしづらいと感じることもあります。
どうやって調べる?

診察では、しびれの範囲、肘の曲げ伸ばしによる変化、筋力低下の有無を確認します。
肘の内側を叩いて症状が出るかなど、神経の反応を評価します。
必要に応じてレントゲン検査や神経伝導検査(連携医療機関)を行いますが、症状と診察所見が重要です。
どうやって治す?

治療は、神経への圧迫を減らすことが基本です。
軽症では、肘を曲げ続けない工夫や生活動作の見直しで改善することがあります。
症状や経過に応じて、治療内容を調整します。
受診の目安

小指や薬指のしびれが続く、肘を曲げると症状が強くなる場合は受診をおすすめします。
指の動かしにくさや筋力低下を感じる場合は、早めの評価が大切です。
当院で行う検査・治療

当院では、画像所見だけに頼らず、症状と生活動作への影響を重視して評価します。
診察では、仕事や日常生活での肘の使い方や姿勢を丁寧に確認します。
検査としては、レントゲン検査を行い、骨の形や肘関節の状態を評価します。
治療は、症状に応じて内服・外用薬、装具(肘サポーター)を組み合わせます。
また、運動療法(リハビリ)を通じて、肘や前腕の使い方を見直し、神経に負担をかけにくい動作や姿勢を指導します。
保存療法で改善が乏しい場合には、専門医療機関と連携します。
Trend
近年の研究トレンド
自然に良くなる?
軽症の場合、生活動作の調整により症状が改善することがあります。
当院では、経過を見ながら段階的に対応します。
手根管症候群との違いは?
手根管症候群は親指〜中指側、肘部管症候群は小指・薬指側に症状が出やすいとされています。
当院では、しびれの分布を重視して鑑別します。
動かさないほうがいい?
完全な安静よりも、負担を減らしながら使うことが重要と考えられています。
当院では、一時的な休止を含め、回復を優先します。
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