
何が起こっている?
足関節捻挫・靱帯損傷は、足首をひねることで靱帯が伸びたり切れたりする状態です。
特に外側の靱帯が傷つくことが多く、スポーツや段差での踏み外しがきっかけになります。
捻挫後、靱帯の回復や足首の機能が十分でない場合、
足首の奥(足根洞)に痛みや違和感が残る「足根洞症候群」を生じることがあります。
単なる「治りきっていない捻挫」ではなく、足首の安定性や動きの問題が関与します。
どんな症状?
足首の痛み・腫れが主な症状です。
歩行時や方向転換で、足首がグラつく感じ、不安定感を訴えることがあります。
足根洞症候群では、
- 足首の前外側や奥の痛み
- 不整地での違和感
- 捻る動きでの不安感
といった症状が続くことがあります。
どうやって調べる?
診察では、受傷の状況、腫れの有無、足首の安定性や可動域を確認します。
靱帯の緩みや、足首の動きのクセを評価します。
レントゲン検査で骨折の有無を確認し、
必要に応じてMRI検査(連携医療機関)で靱帯や関節内の状態を評価します。
画像所見だけでなく、動作時の不安定性を重視します。
どうやって治す?
治療は、靱帯の回復と足首の機能回復を両立させることが目的です。
初期は炎症や腫れを抑え、その後は再発を防ぐ対応が重要になります。
足根洞症候群を含め、
「痛みが残る」「捻りやすい」場合には、足首の使い方そのものを見直す必要があります。
症状や経過に応じて、治療内容を調整します。
受診の目安
足首をひねって腫れや痛みがある、歩くと不安定感がある場合は受診をおすすめします。
捻挫後しばらく経っても、違和感や奥の痛みが続く場合も評価の目安です。
当院で行う検査・治療
当院では、画像所見だけに頼らず、足首の安定性と動作を重視して評価します。
診察では、歩行・方向転換・片脚立ちなど、日常動作での足首の使い方を丁寧に確認します。
検査としては、レントゲン検査を基本とし、必要に応じてMRI検査(連携医療機関)を行います。
治療は、症状に応じて内服・外用薬、物理療法、装具(サポーター)を組み合わせます。
また、運動療法(リハビリ)を通じて、足関節・足部・下腿の機能を整え、
捻りにくく、安定した動作を身につけることを目指します。
再発を繰り返す場合や改善が乏しい場合には、専門医療機関と連携します。
Trend
近年の研究トレンド
捻挫は自然に治る?
軽症であれば改善することもありますが、適切な評価と対応がないと後遺症が残ることがあります。
当院では、初期対応と機能回復を重視します。
足根洞症候群は捻挫と別の病気?
多くは捻挫後の不安定性や機能低下と関連します。
当院では、一連の経過として評価します。
リハビリは必要?
再発予防には、運動療法(リハビリ)が非常に重要とされています。
当院では、段階的な回復を重視します。
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この記事の執筆者プロフィール
Yoリハビリ整形外科 院長 佐藤洋一
Yoichi Sato M.D.
専門医・認定医・資格
- 日本整形外科学会認定 専門医
- 日本リハビリテーション医学会認定 専門医
- 難病指定医(協力難病指定医)

所属学会
- 日本整形外科学会
- 日本リハビリテーション医学会
- 日本義肢装具学会
- 日本骨粗鬆症学会
- 日本整形外傷学会
修了
- 日本骨折治療学会研修会 Basic, Advance
- AO Trauma Course Basic, Advance, Pelvic & Acetabular
- 義肢装具等判定医師研修会
- 生活期のリハビリ医療に関わる医師の研修会












受賞歴
- 日本リハビリテーション医学会 Reviewer Award
- 日本骨粗鬆症学会 研究奨励賞
- 日本骨粗鬆症学会 優秀演題賞
- 日本骨折治療学会 優秀論文賞
- 中部整形外科災害外科学会 学会奨励賞
- 日本腰痛学会 優秀論文賞
- 東海骨・関節疾患研究会 ベストレポート賞(2度)


















趣味
- キックボクシング(アマ2戦2勝1TKO)
- コーディング(Python, Java, html, CSS)
- テニス
