
何が起こっている?

閉塞性動脈硬化症(PAD)は、足へ血液を送る動脈が動脈硬化によって狭くなり、血流が不足する状態です。
加齢に加え、喫煙、糖尿病、高血圧、脂質異常症などが影響しやすいとされています。
血管に変化があっても、症状の強さと必ずしも一致しない点が重要です。
どんな症状?

歩いたときに足が痛くなり、休むと楽になる症状が特徴です。
ふくらはぎや太ももに痛み・だるさを感じることが多く、坂道や階段で症状が出やすくなります。
進行すると、安静時の痛みや足の冷感、傷の治りにくさが目立つようになることがあります。
どうやって調べる?

診察では、痛みの出るタイミング、歩ける距離、左右差を確認します。
視診・触診で皮膚の色や冷たさ、脈の触れ方を評価します。
血圧を使った簡易検査(ABIなど)で、血流の状態を把握します。
画像検査が必要な場合は、連携医療機関で詳しく調べます。
どうやって治す?

治療は、血流低下の進行を抑え、今の生活を保つことが目的です。
狭くなった血管を元に戻す治療ではなく、症状や生活状況に応じた対応が中心となります。
内科と連携しながら、治療方針を調整します。
受診の目安

歩くと足が痛くなり、休むと改善する場合は受診をおすすめします。
以前より歩ける距離が短くなった、片側の足だけ冷たいと感じる場合も、早めの評価が安心です。
当院で行う検査・治療

当院では、画像所見だけに頼らず、症状や生活動作への影響を重視して評価します。
診察では、歩行の様子や日常生活での困りごとを丁寧に確認します。
検査としては、診察に加えてABIなどの簡易血流検査を行います。
精密な画像検査が必要な場合は、連携医療機関をご紹介します。
治療は、症状に応じて生活指導や内科的治療と連携しながら進めます。
さらに、運動療法(リハビリ)を通じて、無理のない歩行や運動量を調整し、血流を保ちやすい体の使い方を指導します。
血管治療が必要と判断される場合は、専門医療機関と連携します。
Trend
近年の研究トレンド
歩行時の痛みは筋肉の問題?
筋肉そのものではなく、血流不足が原因となる場合があるとされています。
運動は控えたほうがいい?
炎症が強い時期には、痛みの軽減に有効とされる報告があります。
早く見つける意味はある?
PADは全身の動脈硬化の一部として現れることがあるため、早期に評価することが重要と考えられています。
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