クレアチンで膝蓋腱障害は早く改善する?

この記事の要点

  • 日本語タイトル:クレアチンで膝蓋腱障害は早く改善する?
  • 英語タイトル:Could creatine supplementation combined with physical rehabilitation accelerate return to play in athletes with patellar tendinopathy?

このテーマは、リハビリや整形外科領域の日常診療で目にするテーマです。
難しい医学の話も、できるだけやさしい言葉で説明します。

目次

研究の背景・目的

膝蓋腱障害の復帰には運動療法が用いられるが、サプリメント追加で回復が早まるかは不明であった

調査の方法(対象など)

膝蓋腱障害の競技選手20人を対象とした三重盲検ランダム化比較試験で、クレアチン群9人とプラセボ群11人を8週間比較し、痛みや筋力などを評価した

研究の結果

痛み評価は8週時にクレアチン群78.0点、プラセボ群75.2点となり、両群で改善した。クレアチン群は4週時70.2点へ改善し、垂直跳びも34.3cmから4週36.8cm、8週37.6cmへ向上した

結論:今回の研究でわかったこと

運動療法を含むリハビリで痛みや筋力は改善し、クレアチン追加で痛みの改善が早まる可能性と垂直跳びの向上が示された。ただし20人の8週間研究である

実際の診察ではどう考えるか

運動療法が共通して行われた研究であり、クレアチン単独の効果や競技復帰そのものは判断できない


参考文献


※この記事は、医学論文の内容を一般向けに解説したものです。診断や治療の最終判断は、必ず主治医とご相談ください。

この記事の執筆者プロフィール


Yoリハビリ整形外科かわな
院長 佐藤洋一

Yoichi Sato M.D.

医師・AIエンジニア


専門医・認定医・資格

  • 日本整形外科学会認定 専門医
  • 日本リハビリテーション医学会認定 専門医

  • 日本骨粗鬆症学会 認定医
  • 日本整形外科学会 認定リウマチ医
  • 身体障害者手帳指定医(肢体不自由)
  • 難病指定医(協力難病指定医)
  • 義肢装具等適合判定医

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本リハビリテーション医学会
  • 日本義肢装具学会
  • 日本骨粗鬆症学会
  • 日本整形外傷学会

修了

  • 日本骨折治療学会研修会 Basic, Advance
  • AO Trauma Course Basic, Advance, Pelvic & Acetabular
  • 義肢装具等判定医師研修会
  • 生活期のリハビリ医療に関わる医師の研修会
  • ボトックス講習・実技セミナー(上肢痙縮・下肢痙縮)

受賞歴

  • 日本リハビリテーション医学会 Reviewer Award
  • 日本骨粗鬆症学会 研究奨励賞
  • 日本骨粗鬆症学会 優秀演題賞
  • 日本骨折治療学会 優秀論文賞
  • 中部整形外科災害外科学会 学会奨励賞
  • 日本腰痛学会 優秀論文賞
  • 東海骨・関節疾患研究会 ベストレポート賞(2度)

趣味

  • キックボクシング(アマ2戦2勝1TKO)
  • コーディング(Python, Java, html, CSS)
  • 水泳、テニス、ヨット
  • アウトドア、旅行

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