
何が起こっている?
偽痛風は、関節内にピロリン酸カルシウム結晶(CPPD)が沈着し、急性の炎症を起こす病気です。
痛風と似た症状を示しますが、原因となる結晶が異なります。高齢の方に多く、肘・膝・手首などに突然強い炎症が起こることがあります。
どんな症状?
突然の関節の強い痛み、腫れ、熱感が特徴です。
肘では、腫れによって動かしにくくなり、安静時でも強い痛みを感じることがあります。発熱を伴うこともあり、感染性関節炎と区別が必要です。
どうやって調べる?
診察では、発症の急激さ、腫れや熱感の有無、全身症状を確認します。
レントゲン検査で関節周囲の石灰化(軟骨石灰化)を確認することがあります。必要に応じて超音波検査や採血検査を行い、感染症との鑑別を行います。
どうやって治す?
治療の中心は炎症を抑える保存療法です。
内服薬などで痛みと炎症を抑えることで、多くの場合は数日から数週間で症状が改善します。適切に診断されれば、手術が必要になることはほとんどありません。
受診の目安
肘が急に腫れて強く痛む、赤く熱をもっている、発熱を伴う場合は、早めの受診をおすすめします。
特に高齢の方で、原因がはっきりしない関節の腫れが出た場合には注意が必要です。
当院で行う検査・治療
当院では、急性の関節炎が「偽痛風」なのか「感染」なのかを最も重視して評価します。診察では、痛みの出方、腫れの範囲、発熱や全身状態を丁寧に確認します。
検査としては、レントゲン検査で石灰化の有無を確認し、必要に応じて超音波検査で関節内の炎症や液体貯留を評価します。感染が疑われる場合には、採血検査や関節穿刺を検討します。
治療は、消炎鎮痛薬を中心とした保存療法を行い、症状の改善を図ります。強い腫れや痛みがある場合には、状態を見極めたうえで穿刺や注射を行うこともあります。
感染が否定できない場合には、速やかに専門的治療へつなげます。
Trend
近年の研究トレンド
偽痛風は痛風と同じ?
症状は似ていますが、原因となる結晶や治療方針は異なります。
当院では、血液データや画像を含めて鑑別します。
再発する?
再発するケースもあり、特に高齢者では繰り返すことがあります。
当院では、再発時にも早期対応できるよう説明します。
予防できる?
明確な予防法は確立していませんが、合併疾患の管理が重要とされています。
当院では、全身状態も含めてフォローします。
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この記事の執筆者プロフィール
Yoリハビリ整形外科 院長 佐藤洋一
Yoichi Sato M.D.
専門医・認定医・資格
- 日本整形外科学会認定 専門医
- 日本リハビリテーション医学会認定 専門医
- 難病指定医(協力難病指定医)

所属学会
- 日本整形外科学会
- 日本リハビリテーション医学会
- 日本義肢装具学会
- 日本骨粗鬆症学会
- 日本整形外傷学会
修了
- 日本骨折治療学会研修会 Basic, Advance
- AO Trauma Course Basic, Advance, Pelvic & Acetabular
- 義肢装具等判定医師研修会
- 生活期のリハビリ医療に関わる医師の研修会












受賞歴
- 日本リハビリテーション医学会 Reviewer Award
- 日本骨粗鬆症学会 研究奨励賞
- 日本骨粗鬆症学会 優秀演題賞
- 日本骨折治療学会 優秀論文賞
- 中部整形外科災害外科学会 学会奨励賞
- 日本腰痛学会 優秀論文賞
- 東海骨・関節疾患研究会 ベストレポート賞(2度)


















趣味
- キックボクシング(アマ2戦2勝1TKO)
- コーディング(Python, Java, html, CSS)
- テニス
