
何が起こっている?
大転子滑液包炎は、股関節の外側にある骨(大転子)と筋肉の間にある滑液包に炎症が起こる状態です。
滑液包は、筋肉や腱が骨とこすれないようにするクッションの役割をしています。
歩行や片脚立ちの繰り返し、姿勢や筋力バランスの乱れによって、外側の股関節に負担が集中することで起こりやすくなります。
どんな症状?
股関節の外側の痛みが主な症状です。
押すと強く痛む、横向きで寝ると痛いといった訴えがよくみられます。
歩行や階段、片脚立ちで痛みが強くなることもあります。
どうやって調べる?
診察では、痛みの部位、押したときの痛み、歩き方や片脚立ちでの動きを確認します。
多くの場合、診察で評価が可能ですが、必要に応じて超音波検査で滑液包や周囲の組織を確認します。
股関節の中の病気(前の痛み)との鑑別が重要です。
どうやって治す?
治療は、外側にかかる負担を減らすことが基本です。
一時的な炎症に対する対応だけでなく、なぜそこに負担が集中したのかを考えることが大切です。
症状や経過に応じて、治療内容を調整します。
受診の目安
股関節の外側が痛い、横向きで寝ると痛む、歩くと外側がつらい場合は受診をおすすめします。
「股関節の中が悪いと言われたが、場所が違う気がする」場合も、一度評価を受けると安心です。
当院で行う検査・治療
当院では、画像所見だけに頼らず、痛みの部位と動作の関係を重視して評価します。
診察では、歩行や立ち姿勢、日常生活での体の使い方や左右差を丁寧に確認します。
検査としては、必要に応じて超音波検査を行い、滑液包や周囲の状態を評価します。
治療は、症状に応じて内服・外用薬、物理療法を組み合わせます。
また、運動療法(リハビリ)を通じて、中殿筋を中心とした筋機能を整え、外側に負担をかけにくい歩き方や姿勢を指導します。
保存療法で改善が乏しい場合には、専門医療機関と連携します。
Trend
近年の研究トレンド
自然に治る?
一時的な炎症であれば、負担を減らすことで改善することがあります。
当院では、症状の経過を見ながら対応します。
注射は有効?
炎症が強い場合、痛みを抑える目的で注射が有効なことがあります。
当院では、症状や再発リスクを考慮して選択します。
動いたほうがいい?
完全な安静よりも、負担を調整しながら体を動かすことが重要とされています。
当院では、一時的な休止を含め、回復を優先します。
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この記事の執筆者プロフィール
Yoリハビリ整形外科 院長 佐藤洋一
Yoichi Sato M.D.
専門医・認定医・資格
- 日本整形外科学会認定 専門医
- 日本リハビリテーション医学会認定 専門医
- 難病指定医(協力難病指定医)

所属学会
- 日本整形外科学会
- 日本リハビリテーション医学会
- 日本義肢装具学会
- 日本骨粗鬆症学会
- 日本整形外傷学会
修了
- 日本骨折治療学会研修会 Basic, Advance
- AO Trauma Course Basic, Advance, Pelvic & Acetabular
- 義肢装具等判定医師研修会
- 生活期のリハビリ医療に関わる医師の研修会












受賞歴
- 日本リハビリテーション医学会 Reviewer Award
- 日本骨粗鬆症学会 研究奨励賞
- 日本骨粗鬆症学会 優秀演題賞
- 日本骨折治療学会 優秀論文賞
- 中部整形外科災害外科学会 学会奨励賞
- 日本腰痛学会 優秀論文賞
- 東海骨・関節疾患研究会 ベストレポート賞(2度)


















趣味
- キックボクシング(アマ2戦2勝1TKO)
- コーディング(Python, Java, html, CSS)
- テニス
