
何が起こっている?
深部静脈血栓症(DVT)は、足の深い静脈の中に血のかたまり(血栓)ができる状態です。
血液の流れが滞ることで起こりやすく、長時間の安静や脱水、手術後、妊娠、がん治療中などが関与することがあります。
筋肉や関節の病気と症状が似ており、整形外科の診療でも注意が必要な疾患です。
どんな症状?
片側の足に症状が出ることが多いのが特徴です。
足の腫れや痛み、張る感じが急に出ることがあり、左右で太さや皮膚の色に差を感じる場合があります。
進行すると、痛みが強くなったり、発熱や息切れを伴うこともあります。
どうやって調べる?
診察では、腫れの程度や左右差、押したときの痛みを確認します。
発症前の状況として、長時間の移動や安静、体調変化の有無も重要な情報となります。
DVTが疑われる場合は、血液検査や超音波検査による評価が必要となります。
どうやって治す?
治療の目的は、血栓の拡大や肺塞栓症を防ぐことです。
多くの場合、内科や循環器科での専門的な治療が必要となり、状態に応じて治療方針が決まります。
早期に対応することで、重い合併症を防ぐことができます。
受診の目安
片側の足だけが急に腫れた、痛みや張りが強く続く場合は、早めの受診をおすすめします。
当院で行う検査・治療
当院では、DVTが疑われる場合、整形外科疾患との鑑別を最優先して評価します。
診察で症状やリスクを確認し、必要があれば速やかに連携医療機関での検査・治療につなげます。
DVTが否定された場合は、筋肉・関節・神経など、整形外科的な原因について評価を行います。
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近年の研究トレンド
筋肉痛との違いは分かる?
症状だけで完全に区別することは難しく、左右差や発症状況を含めた評価が重要とされています。
当院では、疑わしい場合は安全を優先します。
動かしたり、マッサージしても大丈夫?
DVTが疑われる状況での強い刺激は、避けたほうがよいとされています。
原因がはっきりするまでは、無理な対応は控えます。
早く見つける意味は?
DVTは肺塞栓症につながる可能性があり、早期発見・早期対応が重要と考えられています。
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この記事の執筆者プロフィール
Yoリハビリ整形外科 院長 佐藤洋一
Yoichi Sato M.D.
専門医・認定医・資格
- 日本整形外科学会認定 専門医
- 日本リハビリテーション医学会認定 専門医
- 難病指定医(協力難病指定医)

所属学会
- 日本整形外科学会
- 日本リハビリテーション医学会
- 日本義肢装具学会
- 日本骨粗鬆症学会
- 日本整形外傷学会
修了
- 日本骨折治療学会研修会 Basic, Advance
- AO Trauma Course Basic, Advance, Pelvic & Acetabular
- 義肢装具等判定医師研修会
- 生活期のリハビリ医療に関わる医師の研修会












受賞歴
- 日本リハビリテーション医学会 Reviewer Award
- 日本骨粗鬆症学会 研究奨励賞
- 日本骨粗鬆症学会 優秀演題賞
- 日本骨折治療学会 優秀論文賞
- 中部整形外科災害外科学会 学会奨励賞
- 日本腰痛学会 優秀論文賞
- 東海骨・関節疾患研究会 ベストレポート賞(2度)


















趣味
- キックボクシング(アマ2戦2勝1TKO)
- コーディング(Python, Java, html, CSS)
- テニス
