
何が起こっている?
肩こり(筋・筋膜性疼痛)は、肩や首まわりの筋肉・筋膜に持続的な緊張や負担がかかることで痛みや不快感が生じる状態です。
姿勢、長時間の同一姿勢、ストレス、運動不足などが重なり、筋肉の血流が低下し、痛みが慢性化することがあります。
どんな症状?
肩や首の重だるさ、張り感、痛みが主な症状です。
後頭部や背中に痛みが広がったり、頭痛(緊張性頭痛)を伴うこともあります。多くは左右差があり、夕方や疲労時に強くなる傾向があります。しびれや力の入りにくさを伴う場合は、別の病気の可能性もあります。
どうやって調べる?
診察では、肩や首の動き、筋肉の緊張や圧痛の部位を確認します。
姿勢や肩甲帯の動き、日常生活での体の使い方も評価し、痛みの原因となっている負担のかかり方を整理します。神経症状が疑われる場合には、画像検査を検討します。
どうやって治す?
肩こりの治療では、一時的にほぐすだけで終わらせないことが重要です。
痛みが強い時期には症状を和らげつつ、原因となっている姿勢や動作、筋肉の使い方を整えることで、再発しにくい状態を目指します。
受診の目安
肩こりが長期間続く、頭痛や吐き気を伴う、日常生活や仕事に支障がある場合は受診をおすすめします。
しびれや脱力、痛みが急激に悪化している場合は、別の病気が隠れていることもあるため注意が必要です。
当院で行う検査・治療
当院では、単に「肩がこっている」という状態だけでなく、なぜその筋肉に負担が集中しているのかを重視して評価します。診察では、肩や首の可動域、筋肉の緊張、圧痛の部位に加え、姿勢や肩甲帯・背中の動きまで確認します。
検査としては、必要に応じて超音波検査を用い、筋肉や筋膜の状態を評価します。しびれや強い痛みがある場合には、レントゲン検査や他の画像検査を検討し、別の疾患を除外します。
治療は、運動療法(リハビリ)を中心に行い、肩甲帯や体幹の動きを整え、肩に過度な負担がかからない状態を目指します。症状に応じて、物理療法、内服、筋膜リリースを組み合わせます。
その場の痛みを取るだけでなく、再発しにくい身体の使い方を身につけることを治療のゴールとしています。
Trend
近年の研究トレンド
肩こりは「病気」なの?
明確な器質的異常がなくても、筋・筋膜性疼痛として症状が持続することが知られています。
当院では、「異常なし」で終わらせず、症状の背景を評価します。
マッサージだけで治る?
一時的な改善は得られても、原因が変わらなければ再発しやすいとされています。
当院では、リハビリや生活動作の調整を重視します。
運動はしたほうがいい?
適切な運動や姿勢改善が、症状の軽減に役立つ可能性が示されています。
当院では、症状に合わせて無理のない運動療法を行います。
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この記事の執筆者プロフィール
Yoリハビリ整形外科 院長 佐藤洋一
Yoichi Sato M.D.
専門医・認定医・資格
- 日本整形外科学会認定 専門医
- 日本リハビリテーション医学会認定 専門医
- 難病指定医(協力難病指定医)

所属学会
- 日本整形外科学会
- 日本リハビリテーション医学会
- 日本義肢装具学会
- 日本骨粗鬆症学会
- 日本整形外傷学会
修了
- 日本骨折治療学会研修会 Basic, Advance
- AO Trauma Course Basic, Advance, Pelvic & Acetabular
- 義肢装具等判定医師研修会
- 生活期のリハビリ医療に関わる医師の研修会












受賞歴
- 日本リハビリテーション医学会 Reviewer Award
- 日本骨粗鬆症学会 研究奨励賞
- 日本骨粗鬆症学会 優秀演題賞
- 日本骨折治療学会 優秀論文賞
- 中部整形外科災害外科学会 学会奨励賞
- 日本腰痛学会 優秀論文賞
- 東海骨・関節疾患研究会 ベストレポート賞(2度)


















趣味
- キックボクシング(アマ2戦2勝1TKO)
- コーディング(Python, Java, html, CSS)
- テニス
