
何が起こっている?
「よく転ぶ」状態は、特定の病名ではなく、
体のバランス・筋力・感覚・動作の連動に乱れが生じているサインとして現れることが多い症状です。
足腰の筋力低下、関節の硬さ、歩き方の変化、姿勢の乱れなどが重なることで、
ちょっとした段差や方向転換でも転びやすくなります。
画像検査で大きな異常が見つからなくても、動作の問題として転倒が起こることがある点が特徴です。
どんな症状?
転びやすさの現れ方はさまざまです。
つまずきやすい
段差で足が上がらない
方向転換でふらつく
立ち上がりや歩き始めが不安定
転倒そのものよりも、「転びそうになる回数が増えた」と感じて受診される方もいます。
どうやって調べる?
診察では、転倒した状況だけでなく、
立ち上がり・歩行・方向転換などの動作全体を確認します。
筋力や関節の動き、バランスの取り方を評価し、
必要に応じて骨や関節の状態を確認するための画像検査を行います。
検査結果だけでなく、日常動作での困りごとを重視して判断します。
どうやって治す?
治療の目的は、「転ばないように注意する」ことではなく、
転びにくい体の使い方を身につけることです。
痛みや関節の動かしにくさがあれば、その対応を行いながら、
生活状況や年齢に応じて治療方針を調整します。
受診の目安
次のような場合は、早めの相談がおすすめです。
転ぶ回数が増えてきた
転倒後に不安感が強くなった
歩くこと自体に自信がなくなってきた
「年のせい」と思われがちですが、
評価や対応で転倒リスクを下げられることもあります。
当院で行う検査・治療
当院では、画像所見だけに頼らず、動作やバランスの評価を重視します。
診察では、立ち上がり、歩行、方向転換などを確認し、転倒につながる要因を整理します。
必要に応じて画像検査を行い、
治療は、症状に応じた物理療法や生活指導を行います。
さらに、運動療法(リハビリ)を通じて、
筋力・バランス能力・動作の連動を整え、転びにくい動きを身につけていきます。
Trend
近年の研究トレンド
転倒は年齢の問題?
加齢は一因になりますが、筋力やバランス機能の低下、動作の癖が関与することが多いとされています。
一度転ぶと、また転びやすくなる?
転倒後の不安感や動作の変化により、さらに転びやすくなることがあると考えられています。
リハビリで転倒は減らせる?
運動療法(リハビリ)により、筋力・バランス・動作を整えることで、転倒リスクの低下が期待できるとされています。
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この記事の執筆者プロフィール
Yoリハビリ整形外科 院長 佐藤洋一
Yoichi Sato M.D.
専門医・認定医・資格
- 日本整形外科学会認定 専門医
- 日本リハビリテーション医学会認定 専門医
- 難病指定医(協力難病指定医)

所属学会
- 日本整形外科学会
- 日本リハビリテーション医学会
- 日本義肢装具学会
- 日本骨粗鬆症学会
- 日本整形外傷学会
修了
- 日本骨折治療学会研修会 Basic, Advance
- AO Trauma Course Basic, Advance, Pelvic & Acetabular
- 義肢装具等判定医師研修会
- 生活期のリハビリ医療に関わる医師の研修会












受賞歴
- 日本リハビリテーション医学会 Reviewer Award
- 日本骨粗鬆症学会 研究奨励賞
- 日本骨粗鬆症学会 優秀演題賞
- 日本骨折治療学会 優秀論文賞
- 中部整形外科災害外科学会 学会奨励賞
- 日本腰痛学会 優秀論文賞
- 東海骨・関節疾患研究会 ベストレポート賞(2度)


















趣味
- キックボクシング(アマ2戦2勝1TKO)
- コーディング(Python, Java, html, CSS)
- テニス
