
骨粗鬆症は、院長のライフワークです。
受賞した学術賞の殆どが、骨粗鬆症・骨折関連です。
骨粗鬆症が原因で骨折し、不自由を余儀なくされ、「治療しておけばよかった」と後悔される方を多く手術してきました。
逆に、適切に治療を行えたことで、転んでもただの打撲で済んだ方も多く診てきたのも事実です。
自分のためにも、家族のためにも。確実な治療で豊かな人生を。


何が起こっている?
骨粗鬆症は、骨の量や質が低下し、骨がもろくなっている状態です。
骨折を起こすまでは自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに進行していることも少なくありません。
加齢、女性ホルモンの変化、運動不足、栄養状態などが影響し、特に背骨や股関節、手首などで骨折が起こりやすくなります。
画像検査で骨折が見つからなくても、骨の強さが低下している可能性がある点が重要です。
一般に、50歳以上の女性の3人に1人、男性9人に1人は骨粗鬆症で、治療をしない場合、将来的な骨折に繋がり自由に生活することが困難となる可能性があります。

どんな症状?
骨粗鬆症そのものでは、はっきりした症状がないことが多いです。
- 背中や腰が丸くなってきた
- 身長が縮んだ気がする
- 軽く転んだだけで骨折したことがある
このような変化をきっかけに見つかることがあります。

どうやって調べる?
診察では、年齢や生活習慣、これまでの骨折歴などを確認します。
そして、骨密度検査を行い、骨の状態を評価します。
高血圧が血圧計でないとわからないように、骨の強さも骨密度検査で確認を行います。
レントゲン検査で骨折の有無を確認することもありますが、骨折がなくても骨粗鬆症が進行している場合があるため、総合的に判断します。

どうやって治す?
治療の目的は、骨折を防ぎ、今の生活をできるだけ維持することです。
骨を元通りに戻す治療ではなく、骨折しにくい状態を保つことが中心になります。
治療は3本柱です。食事、運動、そしてお薬です。
食事
カルシウム(牛乳、小魚、チーズ、ヨーグルトなど)
ビタミンDやビタミンK(納豆、ホウレン草、小松菜、ニラ、ブロッコリーなど)
運動
1日4,000-6,000歩以上歩くこと
お薬
内服だけでなく、月1回・半年に1回・1年に1回に注射など、生活スタイルに合わせて続けられる種類を選びます。

受診の目安
次のような場合は、一度ご相談ください。
- 健診で骨密度が低いと言われた
- 身長が縮んできた、背中が丸くなってきた
- 転倒や軽い衝撃で骨折したことがある
早めに評価することで、将来の骨折リスクを下げられる可能性があります。

当院で行う検査・治療の流れ
診察では、主に骨粗鬆症のリスク因子についてお伺いします。以下はリスク因子です。
- 40歳以上
- 女性
- 痩せ型
- 過去の骨折歴
- 両親の骨折歴
- 喫煙
- ステロイドの内服
- リウマチ
- 糖尿病や副甲状腺疾患
- アルコール多飲
また、転倒リスクや歩行状態、日常動作についても確認します。
血液検査、骨密度検査やレントゲン検査を行います。
血液検査では、続発性骨粗鬆症の鑑別や、投薬のための肝機能・腎機能などの評価を行います。
骨密度検査はガイドラインで最も推奨度が高い、DEXA法(腰と大腿骨)で測定します。約15分で終了する、レントゲンに近い検査です。
レントゲン検査では胸椎や腰椎を撮影し、”いつのまにか骨折”の有無を確認します。

骨密度は20歳をピークとして、減少していきます。
減少する理由は、加齢に伴う栄養不足に加えて、女性の場合は更年期を過ぎると女性ホルモンが低下することが挙げられます。これが、女性の方が骨粗鬆症が多い理由です。
20歳と比較して80%を切ると黄色信号、70%を切ると赤信号です。
Step1で聴取したリスク因子も加味して、ガイドラインや国際的指標に則り、治療の是非を検討します。

*2025年度版ガイドラインに準拠した、骨粗鬆症治療薬選択のフローチャートを作成しました。
ぜひご活用ください。
治療の要は、お薬になります。お薬も種類があり、口腔内の状態によって、適切に使用できる薬剤があります。
骨粗鬆症予防と治療ガイドライン2025に則り、適切な薬剤を選択して、提案します。
薬は内服、点滴、注射があり、その頻度は毎日、1週間に1回、1ヶ月に1回、半年に1回、1年に1回とさまざまです。
長く続けることが重要であるため、生活スタイルに合わせて、どの薬剤を選択するか相談します。
特に以下の場合は高リスクであり”重症骨粗鬆症”と診断され、注射薬を選択します。
- 若年比較で骨密度が60%未満
- 若年比較で骨密度が70%以下、かつ脆弱性骨折がある
- 2箇所以上の椎体骨折
薬剤の投与効果をみるために、定期的な骨密度測定を行います。
また、副作用の有無や薬効を確認するため、血液検査も定期的に行います。
血液検査・尿検査では、骨代謝マーカー(骨の元気さを表す)が重要です。これにより骨ができるスピード(骨形成マーカー)および骨が溶けるスピード(骨吸収マーカー)を評価し、薬が正しく効いているか確認します。
加えて、運動療法(リハビリ)を通じて、筋力やバランス能力を保ち、転倒や骨折を防ぐ体づくりを目指します。
Trend
近年の研究トレンド
骨密度が低いと必ず骨折する?
骨密度が低くても、必ず骨折するわけではありません。筋力やバランス、転倒の有無も大きく関係するとされています。
薬だけで十分?
薬物療法は重要ですが、運動や生活習慣の改善を組み合わせることが勧められています。
リハビリは骨に意味がある?
運動療法(リハビリ)により、筋力やバランスを保つことで、転倒や骨折のリスク低下が期待できると考えられています。
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よくある質問
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この記事の執筆者プロフィール
Yoリハビリ整形外科かわな
院長 佐藤洋一
Yoichi Sato M.D.
医師・AIエンジニア
専門医・認定医・資格
- 日本整形外科学会認定 専門医
- 日本リハビリテーション医学会認定 専門医
- 日本整形外科学会認定リウマチ医
- 身体障害者手帳指定医(肢体不自由)
- 難病指定医(協力難病指定医)
- 義肢装具等適合判定医

所属学会
- 日本整形外科学会
- 日本リハビリテーション医学会
- 日本義肢装具学会
- 日本骨粗鬆症学会
- 日本整形外傷学会
修了
- 日本骨折治療学会研修会 Basic, Advance
- AO Trauma Course Basic, Advance, Pelvic & Acetabular
- 義肢装具等判定医師研修会
- 生活期のリハビリ医療に関わる医師の研修会
















受賞歴
- 日本リハビリテーション医学会 Reviewer Award
- 日本骨粗鬆症学会 研究奨励賞
- 日本骨粗鬆症学会 優秀演題賞
- 日本骨折治療学会 優秀論文賞
- 中部整形外科災害外科学会 学会奨励賞
- 日本腰痛学会 優秀論文賞
- 東海骨・関節疾患研究会 ベストレポート賞(2度)


















趣味
- キックボクシング(アマ2戦2勝1TKO)
- コーディング(Python, Java, html, CSS)
- テニス

Yoリハビリ整形外科かわな
名古屋市昭和区|八事西エリアのリハビリ整形外科
- かわな いりなか 八事エリア
- 昭和区 瑞穂区 千種区 天白区
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