
何が起こっている?
大腿骨頭壊死症は、股関節の骨の先端(大腿骨頭)への血流が低下し、骨が弱くなる状態です。
原因がはっきりしないこともありますが、ステロイド使用や飲酒歴が関係する場合があります。
初期には症状が軽くても、進行すると骨がつぶれ、股関節の変形や強い痛みにつながることがあります。
どんな症状?
股関節の奥の痛みが主な症状で、歩行や体重をかけたときに出やすくなります。
初期には痛みが出たり出なかったりすることもあり、レントゲンで異常が分かりにくい時期があります。
進行すると、歩きにくさや可動域制限が目立つようになります。
どうやって調べる?
診察では、痛みの部位、動作との関係、歩き方や可動域を確認します。
レントゲン検査を行いますが、初期では異常が写らないこともあり、MRI検査(連携医療機関)が重要になります。
早期に見つけられるかどうかが、その後の治療方針に大きく影響します。
どうやって治す?
治療は、病期(進行度)に応じて選択します。
初期では、股関節への負担を減らしながら経過をみることがあります。
進行した場合には、生活への影響を考慮し、次の治療段階を検討します。
受診の目安
歩くと股関節が痛む、原因がはっきりしない股関節痛が続く場合は受診をおすすめします。
ステロイド治療歴があり、股関節の痛みが出てきた場合は、早めの評価が大切です。
当院で行う検査・治療
当院では、画像所見だけに頼らず、痛みや生活動作への影響を重視して評価します。
診察では、歩行や立ち上がり動作、日常生活での股関節の使い方を丁寧に確認します。
検査としては、レントゲン検査を基本とし、必要に応じてMRI検査(連携医療機関)で詳しく評価します。
治療は、症状や病期に応じて内服治療、生活動作の調整を行います。
また、運動療法(リハビリ)を通じて、股関節周囲の筋力や動きを保ち、関節への負担を減らす動作を指導します。
進行例では、専門医療機関と連携し、手術を含めた治療を検討します。
Trend
近年の研究トレンド
自然に治る?
自然に元の骨へ戻ることは少なく、進行の有無を慎重に見極めることが重要とされています。
当院では、病期を踏まえて経過観察を行います。
運動してもいい?
無理な負荷は避けつつ、状態に応じた運動で機能を保つことが重要と考えられています。
当院では、病期に合わせた運動指導を行います。
手術が必要になるのはどんなとき?
骨のつぶれが進行し、日常生活に大きな支障が出た場合に検討されます。
当院では、保存療法の効果と生活状況を踏まえて判断します。
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この記事の執筆者プロフィール
Yoリハビリ整形外科 院長 佐藤洋一
Yoichi Sato M.D.
専門医・認定医・資格
- 日本整形外科学会認定 専門医
- 日本リハビリテーション医学会認定 専門医
- 難病指定医(協力難病指定医)

所属学会
- 日本整形外科学会
- 日本リハビリテーション医学会
- 日本義肢装具学会
- 日本骨粗鬆症学会
- 日本整形外傷学会
修了
- 日本骨折治療学会研修会 Basic, Advance
- AO Trauma Course Basic, Advance, Pelvic & Acetabular
- 義肢装具等判定医師研修会
- 生活期のリハビリ医療に関わる医師の研修会












受賞歴
- 日本リハビリテーション医学会 Reviewer Award
- 日本骨粗鬆症学会 研究奨励賞
- 日本骨粗鬆症学会 優秀演題賞
- 日本骨折治療学会 優秀論文賞
- 中部整形外科災害外科学会 学会奨励賞
- 日本腰痛学会 優秀論文賞
- 東海骨・関節疾患研究会 ベストレポート賞(2度)


















趣味
- キックボクシング(アマ2戦2勝1TKO)
- コーディング(Python, Java, html, CSS)
- テニス
