PRPとステロイド注射の違い:短期と長期の効果を整理

PRP EVIDENCE GUIDE

PRP・治療比較

PRPとステロイド。
どう違う?

テニス肘などの比較では、ステロイドは短期、PRPは長期の痛みや機能で良好な結果を示す傾向があります。ただし対象疾患や研究条件で結果が異なるため、同じ結論をすべての関節・腱へ当てはめることはできません。

PRPとステロイド注射の選択肢について相談する生成イラスト
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記事内の人物・施設画像はイメージです。実在の医師・患者・院内設備を示すものではありません。

PRPとステロイド注射は何が違いますか?

PRPとステロイド。どう違う?

テニス肘などの比較では、ステロイドは短期、PRPは長期の痛みや機能で良好な結果を示す傾向があります。ただし対象疾患や研究条件で結果が異なるため、同じ結論をすべての関節・腱へ当てはめることはできません。

01

作用の考え方が異なる

ステロイドは炎症を抑える目的、PRPは自己血由来製剤です。

02

評価時期で結果が変わる

短期と長期で比較結果が逆転する研究があります。

03

疾患別に判断する

肘の結果を膝や肩へそのまま当てはめられません。

WHEN TO CHOOSE

短期の除痛か、中長期の改善か

ステロイドは、炎症が強く早期の痛みを抑えたい場面で選ばれることがあります。一方、運動療法や負荷調整を続けても症状が残る慢性腱障害では、6か月以降の痛みや機能を重視してPRPを検討する考え方があります。特にテニス肘では、短期はステロイド、長期はPRPを支持するメタ解析があります。

膝OAでも、軽症〜中等症を中心に、6か月以上の比較でPRPがステロイドより良好だった統合研究があります。ただし、強い炎症をすぐ抑える目的と、時間をかけた症状改善を目指す目的は同じではありません。疾患、重症度、希望する効果の時期、反復注射の必要性を確認して選びます。

READING THE EVIDENCE

研究結果はどう読む?

テニス肘のRCTメタ解析では、短期はステロイド、6か月以降はPRPを支持する結果が報告されています。

慢性腱障害をまとめた解析もありますが、部位、注射法、リハビリ併用が異なるため、疾患別の判断が必要です。

PRPとステロイド注射の研究結果を対等に表す生成図解

研究結果と、目の前の状態を分けずに
治療を考えます。

エコーで膝の状態を確認する場面を描いた生成イラスト

LIMITS & SAFETY

期待だけでなく、
限界も確認する。

どちらも注射に伴う痛みや感染などのリスクがあります。ステロイドには組織への影響など、反復投与を含めた個別の注意があります。

PRPが長期で必ず優れる、ステロイドが必ず悪いとは言えません。

OUR APPROACH

治療名より先に、
適応を診断する。

当院ではPRPありきで治療を決めません。症状、画像所見、これまでの治療、生活やスポーツの目標を確認します。

PRPを行う場合も注射だけで終わらせず、必要に応じてリハビリを組み合わせ、他の治療が適切な場合はその選択肢も説明します。

治療方針を相談する場面を描いた生成イラスト

FAQ

よくある質問

PRPとステロイド注射は何が違いますか?

テニス肘などの比較では、ステロイドは短期、PRPは長期の痛みや機能で良好な結果を示す傾向があります。ただし対象疾患や研究条件で結果が異なるため、同じ結論をすべての関節・腱へ当てはめることはできません。

誰でも同じ結果になりますか?

同じ結果になるとは限りません。疾患、重症度、製剤、治療歴などによって異なります。

治療はどのように決めますか?

診察と画像所見、これまでの治療、生活上の目標を確認して相談します。

REFERENCES

主な参考文献

  1. Platelet-Rich Plasma Has Better Results for Long-term Functional Improvement and Pain Relief for Lateral Epicondylitis(2024年) PubMed
  2. Platelet rich plasma versus corticosteroids for lateral epicondylitis(2025年) PubMed
  3. PRP Versus Corticosteroid Injections for Chronic Tendinopathies(2024年) PubMed
  4. PRP, BMAC, and hyaluronic acid outperform corticosteroids at a minimum of 6 months for knee osteoarthritis(2024年) PubMed
  5. Intra-articular PRP versus corticosteroid injections for knee osteoarthritis(2021年) PubMed

この記事は一般的な医療情報を提供するもので、個別の診断や治療の代わりにはなりません。治療の適否は医師の診察を受けてご相談ください。

YO REHA ORTHOPEDICS

PRPだけで終わらない。
診断からリハビリまで。

Yoリハビリ整形外科かわなでは、治療の適応を診断したうえで、PRPとリハビリを一つの治療計画として考えます。

院内でのPRP調製、専門医による診察、リハビリを一体的に行う様子を描いたイメージ
01

院内でPRPを調製

院内で採血・遠心分離・PRP調製・注射まで行います。採血から注射までは約1時間が目安で、入院を必要としない日帰り治療です。

02

専門医の視点で診療

整形外科専門医・リハビリテーション科専門医の視点から状態を確認し、PRP以外の選択肢も含めて治療方針を検討します。

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リハビリまで一体的に

広く設備の整ったリハビリ室で、筋力や動作を評価します。日常生活やスポーツへの復帰、再発予防まで支援します。

この記事の執筆者プロフィール


Yoリハビリ整形外科かわな
院長 佐藤洋一

Yoichi Sato M.D.

医師・AIエンジニア


専門医・認定医・資格

  • 日本整形外科学会認定 専門医
  • 日本リハビリテーション医学会認定 専門医

  • 日本骨粗鬆症学会 認定医
  • 日本整形外科学会 認定リウマチ医
  • 身体障害者手帳指定医(肢体不自由)
  • 難病指定医(協力難病指定医)
  • 義肢装具等適合判定医

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本リハビリテーション医学会
  • 日本義肢装具学会
  • 日本骨粗鬆症学会
  • 日本整形外傷学会

修了

  • 日本骨折治療学会研修会 Basic, Advance
  • AO Trauma Course Basic, Advance, Pelvic & Acetabular
  • 義肢装具等判定医師研修会
  • 生活期のリハビリ医療に関わる医師の研修会
  • ボトックス講習・実技セミナー(上肢痙縮・下肢痙縮)

受賞歴

  • 日本リハビリテーション医学会 Reviewer Award
  • 日本骨粗鬆症学会 研究奨励賞
  • 日本骨粗鬆症学会 優秀演題賞
  • 日本骨折治療学会 優秀論文賞
  • 中部整形外科災害外科学会 学会奨励賞
  • 日本腰痛学会 優秀論文賞
  • 東海骨・関節疾患研究会 ベストレポート賞(2度)

趣味

  • キックボクシング(アマ2戦2勝1TKO)
  • コーディング(Python, Java, html, CSS)
  • 水泳、テニス、ヨット
  • アウトドア、旅行

Yoリハビリ整形外科かわな

名古屋市昭和区|八事西エリアのリハビリ整形外科

  • かわな いりなか 八事エリア
  • 昭和区 瑞穂区 千種区 天白区

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