テニス肘にPRPは有効?ステロイドとの違いと限界

PRP EVIDENCE GUIDE

肘PRP・エビデンス

テニス肘とPRP。
どう考える?

メタ解析では、ステロイド注射より短期の改善が小さく、6か月以降ではPRPを支持する結果があります。ただし研究のばらつきが大きく、臨床的に意味のある差か判断が難しいという評価もあります。

テニス肘について医療者と相談する日本人患者の生成イラスト
023

記事内の人物・施設画像はイメージです。実在の医師・患者・院内設備を示すものではありません。

テニス肘にPRPは有効ですか?

テニス肘とPRP。どう考える?

メタ解析では、ステロイド注射より短期の改善が小さく、6か月以降ではPRPを支持する結果があります。ただし研究のばらつきが大きく、臨床的に意味のある差か判断が難しいという評価もあります。

01

短期と長期で違う

短期はステロイド、長期はPRPを支持する比較があります。

02

研究のばらつきが大きい

PRP製剤や注射方法、併用治療が統一されていません。

03

リハビリも重要

腱への負荷やフォームを整える治療を含めて考えます。

WHO MAY BENEFIT

どんな場合にPRPを検討する?

3か月以上続くテニス肘で、作業負荷の調整、装具、運動療法を行っても握る・持ち上げる動作の痛みが残る患者さんでは、PRPは有望な選択肢です。ステロイドより早期効果は小さい一方、6か月以降の痛みと機能でPRPを支持するメタ解析があります。

短期間での除痛を最優先する場合と、中長期の改善を目指す場合では選択が変わります。神経障害、関節内病変、腱の大きな断裂が疑われる場合は、外側上顆炎として注射する前に診断を見直します。

READING THE EVIDENCE

研究結果はどう読む?

複数のRCTをまとめた研究では、短期と長期で比較結果が変わる傾向が報告されています。

別のリスク・オブ・バイアス評価では、研究数や異質性、PRP成分の記載不足から、使用を支持も否定もできないと結論づけています。

テニス肘の複数研究と経過の違いを表す生成図解

研究結果と、目の前の状態を分けずに
治療を考えます。

エコーで膝の状態を確認する場面を描いた生成イラスト

LIMITS & SAFETY

期待だけでなく、
限界も確認する。

注射後の局所痛や腫れが起こる可能性があります。腱の状態や他の病気を診断してから治療を選ぶ必要があります。

PRPだけで負荷の原因が解決するとは限らず、運動療法や動作調整が重要です。

OUR APPROACH

治療名より先に、
適応を診断する。

当院ではPRPありきで治療を決めません。症状、画像所見、これまでの治療、生活やスポーツの目標を確認します。

PRPを行う場合も注射だけで終わらせず、必要に応じてリハビリを組み合わせ、他の治療が適切な場合はその選択肢も説明します。

治療方針を相談する場面を描いた生成イラスト

FAQ

よくある質問

テニス肘にPRPは有効ですか?

メタ解析では、ステロイド注射より短期の改善が小さく、6か月以降ではPRPを支持する結果があります。ただし研究のばらつきが大きく、臨床的に意味のある差か判断が難しいという評価もあります。

誰でも同じ結果になりますか?

同じ結果になるとは限りません。疾患、重症度、製剤、治療歴などによって異なります。

治療はどのように決めますか?

診察と画像所見、これまでの治療、生活上の目標を確認して相談します。

REFERENCES

主な参考文献

  1. Platelet-Rich Plasma Has Better Results for Long-term Functional Improvement and Pain Relief for Lateral Epicondylitis(2024年) PubMed
  2. The Efficacy of Platelet-Rich Plasma for Improving Pain and Function in Lateral Epicondylitis(2021年) PubMed
  3. Clinical efficacy of platelet-rich plasma in the treatment of lateral epicondylitis(2020年) PubMed

この記事は一般的な医療情報を提供するもので、個別の診断や治療の代わりにはなりません。治療の適否は医師の診察を受けてご相談ください。

YO REHA ORTHOPEDICS

PRPだけで終わらない。
診断からリハビリまで。

Yoリハビリ整形外科かわなでは、治療の適応を診断したうえで、PRPとリハビリを一つの治療計画として考えます。

院内でのPRP調製、専門医による診察、リハビリを一体的に行う様子を描いたイメージ
01

院内でPRPを調製

院内で採血・遠心分離・PRP調製・注射まで行います。採血から注射までは約1時間が目安で、入院を必要としない日帰り治療です。

02

専門医の視点で診療

整形外科専門医・リハビリテーション科専門医の視点から状態を確認し、PRP以外の選択肢も含めて治療方針を検討します。

03

リハビリまで一体的に

広く設備の整ったリハビリ室で、筋力や動作を評価します。日常生活やスポーツへの復帰、再発予防まで支援します。

この記事の執筆者プロフィール


Yoリハビリ整形外科かわな
院長 佐藤洋一

Yoichi Sato M.D.

医師・AIエンジニア


専門医・認定医・資格

  • 日本整形外科学会認定 専門医
  • 日本リハビリテーション医学会認定 専門医

  • 日本骨粗鬆症学会 認定医
  • 日本整形外科学会 認定リウマチ医
  • 身体障害者手帳指定医(肢体不自由)
  • 難病指定医(協力難病指定医)
  • 義肢装具等適合判定医

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本リハビリテーション医学会
  • 日本義肢装具学会
  • 日本骨粗鬆症学会
  • 日本整形外傷学会

修了

  • 日本骨折治療学会研修会 Basic, Advance
  • AO Trauma Course Basic, Advance, Pelvic & Acetabular
  • 義肢装具等判定医師研修会
  • 生活期のリハビリ医療に関わる医師の研修会
  • ボトックス講習・実技セミナー(上肢痙縮・下肢痙縮)

受賞歴

  • 日本リハビリテーション医学会 Reviewer Award
  • 日本骨粗鬆症学会 研究奨励賞
  • 日本骨粗鬆症学会 優秀演題賞
  • 日本骨折治療学会 優秀論文賞
  • 中部整形外科災害外科学会 学会奨励賞
  • 日本腰痛学会 優秀論文賞
  • 東海骨・関節疾患研究会 ベストレポート賞(2度)

趣味

  • キックボクシング(アマ2戦2勝1TKO)
  • コーディング(Python, Java, html, CSS)
  • 水泳、テニス、ヨット
  • アウトドア、旅行

Yoリハビリ整形外科かわな

名古屋市昭和区|八事西エリアのリハビリ整形外科

  • かわな いりなか 八事エリア
  • 昭和区 瑞穂区 千種区 天白区

でのお身体のご相談は当院へ。

世界標準の医療サービスで

一人ひとりの健康と繋がりを支える

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次