PRP PATIENT GUIDE
肩PRP
肩の腱板とPRP。
何が分かる?
PRPとステロイドを比べた研究では、PRPが中長期の痛みや機能で良好な結果を示す報告があります。ただし腱板症、部分断裂、石灰性腱炎、手術時の併用は別の病態であり、一括りにはできません。

記事内の人物・施設画像はイメージです。実在の医師・患者・院内設備を示すものではありません。
肩の腱板障害にPRPは有効ですか?
肩の腱板とPRP。何が分かる?
PRPとステロイドを比べた研究では、PRPが中長期の痛みや機能で良好な結果を示す報告があります。ただし腱板症、部分断裂、石灰性腱炎、手術時の併用は別の病態であり、一括りにはできません。
病態を分ける
腱板症と断裂、石灰性腱炎は同じではありません。
中長期を支持する研究
PRPが良好な結果を示すRCTがあります。
結果は一致しない
対象と注射部位の違いが結論へ影響します。
WHO MAY BENEFIT
どんな場合にPRPを検討する?
腱板症または小さな部分断裂で、運動療法を行っても夜間痛や挙上時痛が残る患者さんでは、PRPはステロイドに代わる中長期の選択肢になり得ます。比較試験では12か月の痛みや肩機能でPRPを支持する報告があります。
完全断裂、明らかな筋力低下、外傷後に腕が上がらない状態では、注射より断裂範囲と手術適応の評価を優先します。石灰性腱炎、拘縮、関節症は別の病態として治療を選びます。
READING THE EVIDENCE
現在分かっていること
2024年RCTでは腱板症に対する単回PRPが12か月でステロイドより良好な患者報告アウトカムを示しました。
一方、研究規模やPRP調製法、断裂の範囲が異なるため、すべての肩痛へ同じ結論を適用できません。

“治療名からではなく、診断と目標から
選択肢を考えます。

LIMITS & SAFETY
期待だけでなく、
限界も確認する。
注射後痛、腫れ、感染などのリスクがあります。断裂の程度によっては手術を含む別の選択肢が必要です。
PRPで腱板断裂が必ず修復されるとは言えません。
OUR APPROACH
PRPありきではなく、
まず適応を診断する。
当院では症状、画像所見、これまでの治療、生活やスポーツの目標を確認して選択肢を説明します。
PRPを行う場合も注射だけで終わらせず、必要に応じてリハビリを組み合わせ、他の治療が適切な場合はその選択肢も説明します。

FAQ
よくある質問
肩の腱板障害にPRPは有効ですか?
PRPとステロイドを比べた研究では、PRPが中長期の痛みや機能で良好な結果を示す報告があります。ただし腱板症、部分断裂、石灰性腱炎、手術時の併用は別の病態であり、一括りにはできません。
誰でも同じ結果になりますか?
同じ結果になるとは限りません。疾患、重症度、製剤、治療歴などによって異なります。
何を確認して治療を決めますか?
診察、画像所見、これまでの治療、生活上の目標、費用や通院負担を確認して相談します。
REFERENCES
主な参考文献
- PRP provides modest but durable functional benefit in rotator cuff tendinopathy(2026年) PubMed
- Subacromial PRP versus corticosteroids at 1-year follow-up(2024年) PubMed
- PRP in partial-thickness rotator cuff tears or tendinopathy(2021年) PubMed
この記事は一般的な医療情報を提供するもので、個別の診断や治療の代わりにはなりません。治療の適否は医師の診察を受けてご相談ください。
YO REHA ORTHOPEDICS
PRPだけで終わらない。
診断からリハビリまで。
Yoリハビリ整形外科かわなでは、治療の適応を診断したうえで、PRPとリハビリを一つの治療計画として考えます。
院内でPRPを調製
院内で採血・遠心分離・PRP調製・注射まで行います。採血から注射までは約1時間が目安で、入院を必要としない日帰り治療です。
専門医の視点で診療
整形外科専門医・リハビリテーション科専門医の視点から状態を確認し、PRP以外の選択肢も含めて治療方針を検討します。
リハビリまで一体的に
広く設備の整ったリハビリ室で、筋力や動作を評価します。日常生活やスポーツへの復帰、再発予防まで支援します。


