肩の腱板障害にPRPは有効?注射研究の期待と限界

PRP PATIENT GUIDE

肩PRP

肩の腱板とPRP。
何が分かる?

PRPとステロイドを比べた研究では、PRPが中長期の痛みや機能で良好な結果を示す報告があります。ただし腱板症、部分断裂、石灰性腱炎、手術時の併用は別の病態であり、一括りにはできません。

肩の状態を確認する患者と医療者を描いた生成イラスト
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記事内の人物・施設画像はイメージです。実在の医師・患者・院内設備を示すものではありません。

肩の腱板障害にPRPは有効ですか?

肩の腱板とPRP。何が分かる?

PRPとステロイドを比べた研究では、PRPが中長期の痛みや機能で良好な結果を示す報告があります。ただし腱板症、部分断裂、石灰性腱炎、手術時の併用は別の病態であり、一括りにはできません。

01

病態を分ける

腱板症と断裂、石灰性腱炎は同じではありません。

02

中長期を支持する研究

PRPが良好な結果を示すRCTがあります。

03

結果は一致しない

対象と注射部位の違いが結論へ影響します。

WHO MAY BENEFIT

どんな場合にPRPを検討する?

腱板症または小さな部分断裂で、運動療法を行っても夜間痛や挙上時痛が残る患者さんでは、PRPはステロイドに代わる中長期の選択肢になり得ます。比較試験では12か月の痛みや肩機能でPRPを支持する報告があります。

完全断裂、明らかな筋力低下、外傷後に腕が上がらない状態では、注射より断裂範囲と手術適応の評価を優先します。石灰性腱炎、拘縮、関節症は別の病態として治療を選びます。

READING THE EVIDENCE

現在分かっていること

2024年RCTでは腱板症に対する単回PRPが12か月でステロイドより良好な患者報告アウトカムを示しました。

一方、研究規模やPRP調製法、断裂の範囲が異なるため、すべての肩痛へ同じ結論を適用できません。

肩の状態を確認する患者と医療者の根拠と限界を整理した生成図解

治療名からではなく、診断と目標から
選択肢を考えます。

エコーで膝の状態を確認する場面を描いた生成イラスト

LIMITS & SAFETY

期待だけでなく、
限界も確認する。

注射後痛、腫れ、感染などのリスクがあります。断裂の程度によっては手術を含む別の選択肢が必要です。

PRPで腱板断裂が必ず修復されるとは言えません。

OUR APPROACH

PRPありきではなく、
まず適応を診断する。

当院では症状、画像所見、これまでの治療、生活やスポーツの目標を確認して選択肢を説明します。

PRPを行う場合も注射だけで終わらせず、必要に応じてリハビリを組み合わせ、他の治療が適切な場合はその選択肢も説明します。

治療方針を相談する場面を描いた生成イラスト

FAQ

よくある質問

肩の腱板障害にPRPは有効ですか?

PRPとステロイドを比べた研究では、PRPが中長期の痛みや機能で良好な結果を示す報告があります。ただし腱板症、部分断裂、石灰性腱炎、手術時の併用は別の病態であり、一括りにはできません。

誰でも同じ結果になりますか?

同じ結果になるとは限りません。疾患、重症度、製剤、治療歴などによって異なります。

何を確認して治療を決めますか?

診察、画像所見、これまでの治療、生活上の目標、費用や通院負担を確認して相談します。

REFERENCES

主な参考文献

  1. PRP provides modest but durable functional benefit in rotator cuff tendinopathy(2026年) PubMed
  2. Subacromial PRP versus corticosteroids at 1-year follow-up(2024年) PubMed
  3. PRP in partial-thickness rotator cuff tears or tendinopathy(2021年) PubMed

この記事は一般的な医療情報を提供するもので、個別の診断や治療の代わりにはなりません。治療の適否は医師の診察を受けてご相談ください。

YO REHA ORTHOPEDICS

PRPだけで終わらない。
診断からリハビリまで。

Yoリハビリ整形外科かわなでは、治療の適応を診断したうえで、PRPとリハビリを一つの治療計画として考えます。

院内でのPRP調製、専門医による診察、リハビリを一体的に行う様子を描いたイメージ
01

院内でPRPを調製

院内で採血・遠心分離・PRP調製・注射まで行います。採血から注射までは約1時間が目安で、入院を必要としない日帰り治療です。

02

専門医の視点で診療

整形外科専門医・リハビリテーション科専門医の視点から状態を確認し、PRP以外の選択肢も含めて治療方針を検討します。

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リハビリまで一体的に

広く設備の整ったリハビリ室で、筋力や動作を評価します。日常生活やスポーツへの復帰、再発予防まで支援します。

この記事の執筆者プロフィール


Yoリハビリ整形外科かわな
院長 佐藤洋一

Yoichi Sato M.D.

医師・AIエンジニア


専門医・認定医・資格

  • 日本整形外科学会認定 専門医
  • 日本リハビリテーション医学会認定 専門医

  • 日本骨粗鬆症学会 認定医
  • 日本整形外科学会 認定リウマチ医
  • 身体障害者手帳指定医(肢体不自由)
  • 難病指定医(協力難病指定医)
  • 義肢装具等適合判定医

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本リハビリテーション医学会
  • 日本義肢装具学会
  • 日本骨粗鬆症学会
  • 日本整形外傷学会

修了

  • 日本骨折治療学会研修会 Basic, Advance
  • AO Trauma Course Basic, Advance, Pelvic & Acetabular
  • 義肢装具等判定医師研修会
  • 生活期のリハビリ医療に関わる医師の研修会
  • ボトックス講習・実技セミナー(上肢痙縮・下肢痙縮)

受賞歴

  • 日本リハビリテーション医学会 Reviewer Award
  • 日本骨粗鬆症学会 研究奨励賞
  • 日本骨粗鬆症学会 優秀演題賞
  • 日本骨折治療学会 優秀論文賞
  • 中部整形外科災害外科学会 学会奨励賞
  • 日本腰痛学会 優秀論文賞
  • 東海骨・関節疾患研究会 ベストレポート賞(2度)

趣味

  • キックボクシング(アマ2戦2勝1TKO)
  • コーディング(Python, Java, html, CSS)
  • 水泳、テニス、ヨット
  • アウトドア、旅行

Yoリハビリ整形外科かわな

名古屋市昭和区|八事西エリアのリハビリ整形外科

  • かわな いりなか 八事エリア
  • 昭和区 瑞穂区 千種区 天白区

でのお身体のご相談は当院へ。

世界標準の医療サービスで

一人ひとりの健康と繋がりを支える

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