PRP PATIENT GUIDE
足・足首PRP
アキレス腱とPRP。
効果は?
最新のRCTメタ解析では、慢性アキレス腱障害に対するPRPはプラセボと比べて痛みや機能の明確な上乗せ効果を示していません。負荷を調整した運動療法を治療の中心に置き、PRPは適応と限界を確認して検討します。

記事内の人物・施設画像はイメージです。実在の医師・患者・院内設備を示すものではありません。
アキレス腱障害にPRPは有効ですか?
慢性アキレス腱障害。PRPをどう活かす?
慢性アキレス腱障害で保存療法だけでは改善が十分でない場合、PRPは検討される選択肢の一つです。ただし最新のRCTメタ解析ではプラセボに対する明確な上乗せ効果は示されていないため、病態を診断し、段階的な運動療法と組み合わせて活用を考えます。
第一選択は負荷管理
腱の状態に合わせた段階的運動が基本です。
上乗せ効果は不明確
プラセボ対照研究の統合結果はPRPの明確な優位を示していません。
診断を分ける
付着部と腱中央部、部分断裂などを区別します。
READING THE EVIDENCE
現在分かっていること
2025〜2026年のメタ解析では、3か月・6か月のVISA-Aや痛みについてPRPとプラセボの有意差は示されませんでした。
研究ごとに注射法、PRP製剤、併用運動が異なり、特定の患者群で効果がないと断定することもできません。

“治療名からではなく、診断と目標から
選択肢を考えます。

LIMITS & SAFETY
期待だけでなく、
限界も確認する。
注射後の一時的な痛みや腫れ、感染などのリスクがあります。
PRPで腱が必ず再生する、断裂を必ず防げるとは言えません。
OUR APPROACH
PRPありきではなく、
まず適応を診断する。
当院では症状、画像所見、これまでの治療、生活やスポーツの目標を確認して選択肢を説明します。
PRPを行う場合も注射だけで終わらせず、必要に応じてリハビリを組み合わせ、他の治療が適切な場合はその選択肢も説明します。

FAQ
よくある質問
アキレス腱障害にPRPは有効ですか?
最新のRCTメタ解析では、慢性アキレス腱障害に対するPRPはプラセボと比べて痛みや機能の明確な上乗せ効果を示していません。負荷を調整した運動療法を治療の中心に置き、PRPは適応と限界を確認して検討します。
誰でも同じ結果になりますか?
同じ結果になるとは限りません。疾患、重症度、製剤、治療歴などによって異なります。
何を確認して治療を決めますか?
診察、画像所見、これまでの治療、生活上の目標、費用や通院負担を確認して相談します。
REFERENCES
主な参考文献
- Platelet-rich plasma vs placebo injections in Achilles tendinopathy: systematic review and meta-analysis(2026年) PubMed
- Is Platelet-rich Plasma Effective in Treating Achilles Tendinopathy?(2025年) PubMed
- PRP Injection Therapy in Achilles Tendinopathy(2023年) PubMed
この記事は一般的な医療情報を提供するもので、個別の診断や治療の代わりにはなりません。治療の適否は医師の診察を受けてご相談ください。
YO REHA ORTHOPEDICS
PRPだけで終わらない。
診断からリハビリまで。
Yoリハビリ整形外科かわなでは、治療の適応を診断したうえで、PRPとリハビリを一つの治療計画として考えます。
院内でPRPを調製
院内で採血・遠心分離・PRP調製・注射まで行います。採血から注射までは約1時間が目安で、入院を必要としない日帰り治療です。
専門医の視点で診療
整形外科専門医・リハビリテーション科専門医の視点から状態を確認し、PRP以外の選択肢も含めて治療方針を検討します。
リハビリまで一体的に
広く設備の整ったリハビリ室で、筋力や動作を評価します。日常生活やスポーツへの復帰、再発予防まで支援します。


