PRP PATIENT GUIDE
足・足首PRP
アキレス腱断裂。
PRPは有効?
急性アキレス腱断裂では、PRPを加えても患者さんが実感する機能や痛みが明確に改善しなかった高品質試験があります。現時点で標準治療の代わりにはならず、断裂の状態、活動目標、手術と保存療法の適否を先に判断します。

記事内の人物・施設画像はイメージです。実在の医師・患者・院内設備を示すものではありません。
アキレス腱断裂にPRPは有効ですか?
アキレス腱断裂。PRPは有効?
急性アキレス腱断裂では、PRPを加えても患者さんが実感する機能や痛みが明確に改善しなかった高品質試験があります。現時点で標準治療の代わりにはならず、断裂の状態、活動目標、手術と保存療法の適否を先に判断します。
大規模RCTは否定的
非手術治療へのPRP追加で機能差は示されませんでした。
結果にはばらつき
一部の身体計測では改善報告があります。
標準治療を優先
早期機能的リハビリと断裂評価が基本です。
WHO MAY BENEFIT
どんな場合にPRPを検討する?
急性アキレス腱断裂へのPRPは、高品質な偽注射対照試験で24週の筋腱機能を改善しませんでした。そのため、手術・保存療法へ一律に追加する有望な治療とは位置づけません。
断裂型、離開、活動目標から標準治療を選び、PRPを用いる場合は臨床研究または十分な説明のある限定的な場面に限ります。PRPを理由に固定や機能的リハビリを遅らせません。
READING THE EVIDENCE
現在分かっていること
PATH-2試験では急性断裂230人を対象にPRPと偽注射を比較し、24週の筋腱機能に有意差を認めませんでした。
複数RCTをまとめた研究でも、足関節可動域など一部指標の差は報告された一方、痛みや底屈筋力など主要な臨床結果は一貫して改善していません。

“治療名からではなく、診断と目標から
選択肢を考えます。

LIMITS & SAFETY
期待だけでなく、
限界も確認する。
注射後痛、出血、感染などに加え、標準治療の開始が遅れることを避ける必要があります。
PRPで断裂が必ずつながる、手術を回避できるとは言えません。
OUR APPROACH
PRPありきではなく、
まず適応を診断する。
当院では症状、画像所見、これまでの治療、生活やスポーツの目標を確認して選択肢を説明します。
PRPを行う場合も注射だけで終わらせず、必要に応じてリハビリを組み合わせ、他の治療が適切な場合はその選択肢も説明します。

FAQ
よくある質問
アキレス腱断裂にPRPは有効ですか?
急性アキレス腱断裂では、PRPを加えても患者さんが実感する機能や痛みが明確に改善しなかった高品質試験があります。現時点で標準治療の代わりにはならず、断裂の状態、活動目標、手術と保存療法の適否を先に判断します。
誰でも同じ結果になりますか?
同じ結果になるとは限りません。疾患、重症度、製剤、治療歴などによって異なります。
何を確認して治療を決めますか?
診察、画像所見、これまでの治療、生活上の目標、費用や通院負担を確認して相談します。
REFERENCES
主な参考文献
- Effectiveness of platelet-rich plasma injections for acute Achilles tendon rupture(2021年) PubMed
- Platelet rich plasma injection for acute Achilles tendon rupture: PATH-2 trial(2019年) PubMed
- Interest of platelet rich plasma in Achilles tendon rupture management(2022年) PubMed
この記事は一般的な医療情報を提供するもので、個別の診断や治療の代わりにはなりません。治療の適否は医師の診察を受けてご相談ください。
YO REHA ORTHOPEDICS
PRPだけで終わらない。
診断からリハビリまで。
Yoリハビリ整形外科かわなでは、治療の適応を診断したうえで、PRPとリハビリを一つの治療計画として考えます。
院内でPRPを調製
院内で採血・遠心分離・PRP調製・注射まで行います。採血から注射までは約1時間が目安で、入院を必要としない日帰り治療です。
専門医の視点で診療
整形外科専門医・リハビリテーション科専門医の視点から状態を確認し、PRP以外の選択肢も含めて治療方針を検討します。
リハビリまで一体的に
広く設備の整ったリハビリ室で、筋力や動作を評価します。日常生活やスポーツへの復帰、再発予防まで支援します。


