PRP EVIDENCE GUIDE
PRP・治療比較
PRPとステロイド。
どう違う?
テニス肘などの比較では、ステロイドは短期、PRPは長期の痛みや機能で良好な結果を示す傾向があります。ただし対象疾患や研究条件で結果が異なるため、同じ結論をすべての関節・腱へ当てはめることはできません。

記事内の人物・施設画像はイメージです。実在の医師・患者・院内設備を示すものではありません。
PRPとステロイド注射は何が違いますか?
PRPとステロイド。どう違う?
テニス肘などの比較では、ステロイドは短期、PRPは長期の痛みや機能で良好な結果を示す傾向があります。ただし対象疾患や研究条件で結果が異なるため、同じ結論をすべての関節・腱へ当てはめることはできません。
作用の考え方が異なる
ステロイドは炎症を抑える目的、PRPは自己血由来製剤です。
評価時期で結果が変わる
短期と長期で比較結果が逆転する研究があります。
疾患別に判断する
肘の結果を膝や肩へそのまま当てはめられません。
WHEN TO CHOOSE
短期の除痛か、中長期の改善か
ステロイドは、炎症が強く早期の痛みを抑えたい場面で選ばれることがあります。一方、運動療法や負荷調整を続けても症状が残る慢性腱障害では、6か月以降の痛みや機能を重視してPRPを検討する考え方があります。特にテニス肘では、短期はステロイド、長期はPRPを支持するメタ解析があります。
膝OAでも、軽症〜中等症を中心に、6か月以上の比較でPRPがステロイドより良好だった統合研究があります。ただし、強い炎症をすぐ抑える目的と、時間をかけた症状改善を目指す目的は同じではありません。疾患、重症度、希望する効果の時期、反復注射の必要性を確認して選びます。
READING THE EVIDENCE
研究結果はどう読む?
テニス肘のRCTメタ解析では、短期はステロイド、6か月以降はPRPを支持する結果が報告されています。
慢性腱障害をまとめた解析もありますが、部位、注射法、リハビリ併用が異なるため、疾患別の判断が必要です。

“研究結果と、目の前の状態を分けずに
治療を考えます。

LIMITS & SAFETY
期待だけでなく、
限界も確認する。
どちらも注射に伴う痛みや感染などのリスクがあります。ステロイドには組織への影響など、反復投与を含めた個別の注意があります。
PRPが長期で必ず優れる、ステロイドが必ず悪いとは言えません。
OUR APPROACH
治療名より先に、
適応を診断する。
当院ではPRPありきで治療を決めません。症状、画像所見、これまでの治療、生活やスポーツの目標を確認します。
PRPを行う場合も注射だけで終わらせず、必要に応じてリハビリを組み合わせ、他の治療が適切な場合はその選択肢も説明します。

FAQ
よくある質問
PRPとステロイド注射は何が違いますか?
テニス肘などの比較では、ステロイドは短期、PRPは長期の痛みや機能で良好な結果を示す傾向があります。ただし対象疾患や研究条件で結果が異なるため、同じ結論をすべての関節・腱へ当てはめることはできません。
誰でも同じ結果になりますか?
同じ結果になるとは限りません。疾患、重症度、製剤、治療歴などによって異なります。
治療はどのように決めますか?
診察と画像所見、これまでの治療、生活上の目標を確認して相談します。
REFERENCES
主な参考文献
- Platelet-Rich Plasma Has Better Results for Long-term Functional Improvement and Pain Relief for Lateral Epicondylitis(2024年) PubMed
- Platelet rich plasma versus corticosteroids for lateral epicondylitis(2025年) PubMed
- PRP Versus Corticosteroid Injections for Chronic Tendinopathies(2024年) PubMed
- PRP, BMAC, and hyaluronic acid outperform corticosteroids at a minimum of 6 months for knee osteoarthritis(2024年) PubMed
- Intra-articular PRP versus corticosteroid injections for knee osteoarthritis(2021年) PubMed
この記事は一般的な医療情報を提供するもので、個別の診断や治療の代わりにはなりません。治療の適否は医師の診察を受けてご相談ください。
YO REHA ORTHOPEDICS
PRPだけで終わらない。
診断からリハビリまで。
Yoリハビリ整形外科かわなでは、治療の適応を診断したうえで、PRPとリハビリを一つの治療計画として考えます。
院内でPRPを調製
院内で採血・遠心分離・PRP調製・注射まで行います。採血から注射までは約1時間が目安で、入院を必要としない日帰り治療です。
専門医の視点で診療
整形外科専門医・リハビリテーション科専門医の視点から状態を確認し、PRP以外の選択肢も含めて治療方針を検討します。
リハビリまで一体的に
広く設備の整ったリハビリ室で、筋力や動作を評価します。日常生活やスポーツへの復帰、再発予防まで支援します。


