肩教室は腱板関連肩痛を改善する?

この記事の要点

  • 日本語タイトル:肩教室は腱板関連肩痛を改善する?
  • 英語タイトル:Implementation of a shoulder school for rotator cuff-related shoulder pain in primary care centres in Spain: A cluster randomised controlled trial.

このテーマは、リハビリや整形外科領域の日常診療で目にするテーマです。
難しい医学の話も、できるだけやさしい言葉で説明します。

目次

研究の背景・目的

腱板関連肩痛は痛みや腕の上げにくさを生じる。標準ケアに代わる段階的な運動プログラムの有用性が課題である。

調査の方法(対象など)

スペインの7施設を単位に割り付けたクラスター無作為化比較試験。87人を肩教室群47人と標準ケア群40人に分け、8週間16回の介入後と3か月後に痛みや障害を評価した。

研究の結果

0〜10点の過去3日間の肩痛は、肩教室群で標準ケア群より介入後2.44点、3か月後4.03点低かった。腕を上げる痛みも介入後2.80点、3か月後4.03点低く、障害、可動域、筋力、生活の質、満足度も良好だった(p<0.01)。

結論:今回の研究でわかったこと

腱板関連肩痛では、8週間の肩教室が標準ケアより痛みや障害を改善した。効果は3か月後も続いたが、スペインの7施設での結果である。

実際の診察ではどう考えるか

肩教室は標準ケアより有効だった。スペインの7施設87人での結果であり、他地域や患者への適用は慎重に判断する。


参考文献


※この記事は、医学論文の内容を一般向けに解説したものです。診断や治療の最終判断は、必ず主治医とご相談ください。

この記事の執筆者プロフィール


Yoリハビリ整形外科かわな
院長 佐藤洋一

Yoichi Sato M.D.

医師・AIエンジニア


専門医・認定医・資格

  • 日本整形外科学会認定 専門医
  • 日本リハビリテーション医学会認定 専門医

  • 日本骨粗鬆症学会 認定医
  • 日本整形外科学会 認定リウマチ医
  • 身体障害者手帳指定医(肢体不自由)
  • 難病指定医(協力難病指定医)
  • 義肢装具等適合判定医

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本リハビリテーション医学会
  • 日本義肢装具学会
  • 日本骨粗鬆症学会
  • 日本整形外傷学会

修了

  • 日本骨折治療学会研修会 Basic, Advance
  • AO Trauma Course Basic, Advance, Pelvic & Acetabular
  • 義肢装具等判定医師研修会
  • 生活期のリハビリ医療に関わる医師の研修会
  • ボトックス講習・実技セミナー(上肢痙縮・下肢痙縮)

受賞歴

  • 日本リハビリテーション医学会 Reviewer Award
  • 日本骨粗鬆症学会 研究奨励賞
  • 日本骨粗鬆症学会 優秀演題賞
  • 日本骨折治療学会 優秀論文賞
  • 中部整形外科災害外科学会 学会奨励賞
  • 日本腰痛学会 優秀論文賞
  • 東海骨・関節疾患研究会 ベストレポート賞(2度)

趣味

  • キックボクシング(アマ2戦2勝1TKO)
  • コーディング(Python, Java, html, CSS)
  • 水泳、テニス、ヨット
  • アウトドア、旅行

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