PRP PATIENT GUIDE
肩PRP
肩の石灰性腱炎に
PRPは有効?
石灰性腱炎では、石灰を針で吸引した後にPRPを併用すると6か月時点で良好だったRCTがあります。ただし早期はステロイド併用の方が良く、1〜2年では差が小さくなりました。PRP単独の根拠は乏しく、石灰の状態と痛みの時期を見て選びます。

記事内の人物・施設画像はイメージです。実在の医師・患者・院内設備を示すものではありません。
肩の石灰性腱炎にPRPは有効ですか?
肩の石灰性腱炎にPRPは有効?
石灰性腱炎では、石灰を針で吸引した後にPRPを併用すると6か月時点で良好だったRCTがあります。ただし早期はステロイド併用の方が良く、1〜2年では差が小さくなりました。PRP単独の根拠は乏しく、石灰の状態と痛みの時期を見て選びます。
吸引後の併用研究
PRPは主に石灰吸引後の補助として検証されています。
時期で結果が変わる
早期・6か月・長期で比較結果が異なります。
石灰の状態を診断
自然吸収期か、慢性化しているかを確認します。
WHO MAY BENEFIT
どんな場合にPRPを検討する?
石灰を針で吸引する適応があり、その後の6か月程度の機能改善を重視する患者さんでは、PRP併用を検討できる可能性があります。RCTでは早期はステロイド併用が良好でしたが、6か月ではPRP併用を支持する結果がありました。
急性期の強い痛みを早く抑えたい場合、石灰の大きさや位置、自然吸収の可能性によっては別治療が適します。PRP単独の根拠は乏しく、吸引後併用の研究と混同しません。
READING THE EVIDENCE
現在分かっていること
80人のRCTでは、石灰吸引後のPRP併用は6か月でステロイド併用より良好でしたが、6週では劣り、1〜2年では同程度でした。再処置は少ない一方、合併症はPRP群で多く報告されました。
2025年のネットワークメタ解析では複数の保存治療が比較されましたが、PRPの直接研究は限られます。石灰性腱炎へのPRP単独を広く支持する根拠とは分けて考える必要があります。

“治療名からではなく、診断と目標から
選択肢を考えます。

LIMITS & SAFETY
期待だけでなく、
限界も確認する。
RCTではPRP群に凍結肩を含む合併症が報告されており、早期痛にも注意が必要です。
PRPで石灰が必ず消えるとは言えず、体外衝撃波や吸引など別の治療が適する場合があります。
OUR APPROACH
PRPありきではなく、
まず適応を診断する。
当院では症状、画像所見、これまでの治療、生活やスポーツの目標を確認して選択肢を説明します。
PRPを行う場合も注射だけで終わらせず、必要に応じてリハビリを組み合わせ、他の治療が適切な場合はその選択肢も説明します。

FAQ
よくある質問
肩の石灰性腱炎にPRPは有効ですか?
石灰性腱炎では、石灰を針で吸引した後にPRPを併用すると6か月時点で良好だったRCTがあります。ただし早期はステロイド併用の方が良く、1〜2年では差が小さくなりました。PRP単独の根拠は乏しく、石灰の状態と痛みの時期を見て選びます。
誰でも同じ結果になりますか?
同じ結果になるとは限りません。疾患、重症度、製剤、治療歴などによって異なります。
何を確認して治療を決めますか?
診察、画像所見、これまでの治療、生活上の目標、費用や通院負担を確認して相談します。
REFERENCES
主な参考文献
- PRP after needle aspiration for calcific tendinitis(2021年) PubMed
- Treatments for rotator cuff calcific tendinitis(2025年) PubMed
- PRP for calcific tendinitis of the shoulder(2012年) PubMed
この記事は一般的な医療情報を提供するもので、個別の診断や治療の代わりにはなりません。治療の適否は医師の診察を受けてご相談ください。
YO REHA ORTHOPEDICS
PRPだけで終わらない。
診断からリハビリまで。
Yoリハビリ整形外科かわなでは、治療の適応を診断したうえで、PRPとリハビリを一つの治療計画として考えます。
院内でPRPを調製
院内で採血・遠心分離・PRP調製・注射まで行います。採血から注射までは約1時間が目安で、入院を必要としない日帰り治療です。
専門医の視点で診療
整形外科専門医・リハビリテーション科専門医の視点から状態を確認し、PRP以外の選択肢も含めて治療方針を検討します。
リハビリまで一体的に
広く設備の整ったリハビリ室で、筋力や動作を評価します。日常生活やスポーツへの復帰、再発予防まで支援します。


