PRP PATIENT GUIDE
肘PRP
肘前面の腱障害。
PRPは有効?
保存療法で改善しない遠位上腕二頭筋腱障害に、超音波ガイド下PRP後の痛み・機能改善を示した小規模研究があります。ただし患者数が少なく比較試験もないため、現段階では難治例で慎重に検討する治療です。

記事内の人物・施設画像はイメージです。実在の医師・患者・院内設備を示すものではありません。
遠位上腕二頭筋腱障害にPRPは有効ですか?
肘前面の腱障害。PRPは有効?
保存療法で改善しない遠位上腕二頭筋腱障害に、超音波ガイド下PRP後の痛み・機能改善を示した小規模研究があります。ただし患者数が少なく比較試験もないため、現段階では難治例で慎重に検討する治療です。
改善した小規模研究
難治例6人で痛みと機能の改善が報告されています。
直接根拠は少ない
無作為化比較試験は確認できません。
部分断裂を確認
完全断裂や著しい筋力低下は別の対応が必要です。
WHO MAY BENEFIT
どんな場合にPRPを検討する?
遠位上腕二頭筋腱障害で、肘前面の運動時痛が長く続き、負荷調整とリハビリで改善しない一方、完全断裂や著しい筋力低下がない患者さんでは、超音波ガイド下PRPを難治例の選択肢として検討できます。
根拠は少人数の症例集積であり、有望な改善報告はあるものの効果は確定していません。急性断裂、腱の連続性消失、回外筋力の著明な低下では手術評価を優先します。
READING THE EVIDENCE
現在分かっていること
6人の症例集積では、超音波ガイド下PRP後に運動時痛と肘機能が改善し、合併症は報告されませんでした。
比較群がなく患者数も非常に少ないため、自然経過、運動療法、注射手技の影響とPRPそのものの効果を分けることはできません。

“治療名からではなく、診断と目標から
選択肢を考えます。

LIMITS & SAFETY
期待だけでなく、
限界も確認する。
注射部位の近くには神経・血管があり、超音波で位置関係を確認してもリスクがゼロになるわけではありません。
完全断裂や進行する回外筋力低下では手術評価を遅らせないことが重要です。
OUR APPROACH
PRPありきではなく、
まず適応を診断する。
当院では症状、画像所見、これまでの治療、生活やスポーツの目標を確認して選択肢を説明します。
PRPを行う場合も注射だけで終わらせず、必要に応じてリハビリを組み合わせ、他の治療が適切な場合はその選択肢も説明します。

FAQ
よくある質問
遠位上腕二頭筋腱障害にPRPは有効ですか?
保存療法で改善しない遠位上腕二頭筋腱障害に、超音波ガイド下PRP後の痛み・機能改善を示した小規模研究があります。ただし患者数が少なく比較試験もないため、現段階では難治例で慎重に検討する治療です。
誰でも同じ結果になりますか?
同じ結果になるとは限りません。疾患、重症度、製剤、治療歴などによって異なります。
何を確認して治療を決めますか?
診察、画像所見、これまでの治療、生活上の目標、費用や通院負担を確認して相談します。
REFERENCES
主な参考文献
- Ultrasound-guided PRP for distal biceps tendinopathy(2015年) PubMed
- Rehabilitation after PRP in chronic tendinopathies(2026年) PubMed
- PRP versus lidocaine after tenotomy for elbow tendinopathy(2019年) PubMed
この記事は一般的な医療情報を提供するもので、個別の診断や治療の代わりにはなりません。治療の適否は医師の診察を受けてご相談ください。
YO REHA ORTHOPEDICS
PRPだけで終わらない。
診断からリハビリまで。
Yoリハビリ整形外科かわなでは、治療の適応を診断したうえで、PRPとリハビリを一つの治療計画として考えます。
院内でPRPを調製
院内で採血・遠心分離・PRP調製・注射まで行います。採血から注射までは約1時間が目安で、入院を必要としない日帰り治療です。
専門医の視点で診療
整形外科専門医・リハビリテーション科専門医の視点から状態を確認し、PRP以外の選択肢も含めて治療方針を検討します。
リハビリまで一体的に
広く設備の整ったリハビリ室で、筋力や動作を評価します。日常生活やスポーツへの復帰、再発予防まで支援します。


