PRP PATIENT GUIDE
腱・靱帯PRP
股関節外側の腱障害。
PRPは有効?
慢性殿筋腱障害では、PRPがステロイドより中長期で良好だったRCTがあります。すべての研究で差が出ているわけではなく、注射部位やPRP製剤も統一されていません。腱障害、滑液包炎、腰由来の痛みを診断して検討します。

記事内の人物・施設画像はイメージです。実在の医師・患者・院内設備を示すものではありません。
殿筋腱障害にPRPは有効ですか?
股関節外側の腱障害。PRPは有効?
慢性殿筋腱障害では、PRPがステロイドより中長期で良好だったRCTがあります。すべての研究で差が出ているわけではなく、注射部位やPRP製剤も統一されていません。腱障害、滑液包炎、腰由来の痛みを診断して検討します。
中長期を支持するRCT
PRPがステロイドより良好だった研究があります。
手法のばらつき
製剤と注射位置が研究ごとに異なります。
痛みの原因を区別
腰や股関節内の病気も確認します。
WHO MAY BENEFIT
どんな場合にPRPを検討する?
3か月以上続く殿筋腱障害で、腰由来の痛みや股関節内病変を除外し、運動療法を続けても横向き寝や歩行時痛が残る患者さんでは、PRPは有望な選択肢です。RCTではステロイドより12週以降の機能が良好で、長期維持を示した報告があります。
すべてのRCTで差が出ているわけではありません。腱断裂の大きさ、注射位置、リハビリ内容を確認し、短期の除痛だけでなく中長期の機能改善を目標に選びます。
READING THE EVIDENCE
現在分かっていること
二重盲検RCTでは、慢性殿筋腱障害に対する単回PRPがステロイドより12週以降の機能で良好な結果を示し、長期追跡でも効果が維持されたと報告されました。
2024年の系統的レビューでは4件のRCTのうち2件が改善を示し、2件は対照との差を認めませんでした。PRP調製法と注射位置の不統一が解釈を難しくしています。

“治療名からではなく、診断と目標から
選択肢を考えます。

LIMITS & SAFETY
期待だけでなく、
限界も確認する。
注射後の痛み、腫れ、出血、感染などのリスクがあります。
PRPだけで歩き方や股関節周囲の負荷要因が解決するとは限りません。
OUR APPROACH
PRPありきではなく、
まず適応を診断する。
当院では症状、画像所見、これまでの治療、生活やスポーツの目標を確認して選択肢を説明します。
PRPを行う場合も注射だけで終わらせず、必要に応じてリハビリを組み合わせ、他の治療が適切な場合はその選択肢も説明します。

FAQ
よくある質問
殿筋腱障害にPRPは有効ですか?
慢性殿筋腱障害では、PRPがステロイドより中長期で良好だったRCTがあります。すべての研究で差が出ているわけではなく、注射部位やPRP製剤も統一されていません。腱障害、滑液包炎、腰由来の痛みを診断して検討します。
誰でも同じ結果になりますか?
同じ結果になるとは限りません。疾患、重症度、製剤、治療歴などによって異なります。
何を確認して治療を決めますか?
診察、画像所見、これまでの治療、生活上の目標、費用や通院負担を確認して相談します。
REFERENCES
主な参考文献
- PRP standardisation in greater trochanteric pain syndrome(2024年) PubMed
- PRP versus corticosteroid for gluteal tendinopathy(2018年) PubMed
- Long-term PRP versus corticosteroid for gluteal tendinopathy(2019年) PubMed
この記事は一般的な医療情報を提供するもので、個別の診断や治療の代わりにはなりません。治療の適否は医師の診察を受けてご相談ください。
YO REHA ORTHOPEDICS
PRPだけで終わらない。
診断からリハビリまで。
Yoリハビリ整形外科かわなでは、治療の適応を診断したうえで、PRPとリハビリを一つの治療計画として考えます。
院内でPRPを調製
院内で採血・遠心分離・PRP調製・注射まで行います。採血から注射までは約1時間が目安で、入院を必要としない日帰り治療です。
専門医の視点で診療
整形外科専門医・リハビリテーション科専門医の視点から状態を確認し、PRP以外の選択肢も含めて治療方針を検討します。
リハビリまで一体的に
広く設備の整ったリハビリ室で、筋力や動作を評価します。日常生活やスポーツへの復帰、再発予防まで支援します。


