殿筋腱障害にPRPは有効?大転子部の痛みを検証

PRP PATIENT GUIDE

腱・靱帯PRP

股関節外側の腱障害。
PRPは有効?

慢性殿筋腱障害では、PRPがステロイドより中長期で良好だったRCTがあります。すべての研究で差が出ているわけではなく、注射部位やPRP製剤も統一されていません。腱障害、滑液包炎、腰由来の痛みを診断して検討します。

臀部外側の痛みを相談する日本人患者のイメージ
107

記事内の人物・施設画像はイメージです。実在の医師・患者・院内設備を示すものではありません。

殿筋腱障害にPRPは有効ですか?

股関節外側の腱障害。PRPは有効?

慢性殿筋腱障害では、PRPがステロイドより中長期で良好だったRCTがあります。すべての研究で差が出ているわけではなく、注射部位やPRP製剤も統一されていません。腱障害、滑液包炎、腰由来の痛みを診断して検討します。

01

中長期を支持するRCT

PRPがステロイドより良好だった研究があります。

02

手法のばらつき

製剤と注射位置が研究ごとに異なります。

03

痛みの原因を区別

腰や股関節内の病気も確認します。

WHO MAY BENEFIT

どんな場合にPRPを検討する?

3か月以上続く殿筋腱障害で、腰由来の痛みや股関節内病変を除外し、運動療法を続けても横向き寝や歩行時痛が残る患者さんでは、PRPは有望な選択肢です。RCTではステロイドより12週以降の機能が良好で、長期維持を示した報告があります。

すべてのRCTで差が出ているわけではありません。腱断裂の大きさ、注射位置、リハビリ内容を確認し、短期の除痛だけでなく中長期の機能改善を目標に選びます。

READING THE EVIDENCE

現在分かっていること

二重盲検RCTでは、慢性殿筋腱障害に対する単回PRPがステロイドより12週以降の機能で良好な結果を示し、長期追跡でも効果が維持されたと報告されました。

2024年の系統的レビューでは4件のRCTのうち2件が改善を示し、2件は対照との差を認めませんでした。PRP調製法と注射位置の不統一が解釈を難しくしています。

殿筋腱障害のPRP研究を整理した図解

治療名からではなく、診断と目標から
選択肢を考えます。

エコーで膝の状態を確認する場面を描いた生成イラスト

LIMITS & SAFETY

期待だけでなく、
限界も確認する。

注射後の痛み、腫れ、出血、感染などのリスクがあります。

PRPだけで歩き方や股関節周囲の負荷要因が解決するとは限りません。

OUR APPROACH

PRPありきではなく、
まず適応を診断する。

当院では症状、画像所見、これまでの治療、生活やスポーツの目標を確認して選択肢を説明します。

PRPを行う場合も注射だけで終わらせず、必要に応じてリハビリを組み合わせ、他の治療が適切な場合はその選択肢も説明します。

治療方針を相談する場面を描いた生成イラスト

FAQ

よくある質問

殿筋腱障害にPRPは有効ですか?

慢性殿筋腱障害では、PRPがステロイドより中長期で良好だったRCTがあります。すべての研究で差が出ているわけではなく、注射部位やPRP製剤も統一されていません。腱障害、滑液包炎、腰由来の痛みを診断して検討します。

誰でも同じ結果になりますか?

同じ結果になるとは限りません。疾患、重症度、製剤、治療歴などによって異なります。

何を確認して治療を決めますか?

診察、画像所見、これまでの治療、生活上の目標、費用や通院負担を確認して相談します。

REFERENCES

主な参考文献

  1. PRP standardisation in greater trochanteric pain syndrome(2024年) PubMed
  2. PRP versus corticosteroid for gluteal tendinopathy(2018年) PubMed
  3. Long-term PRP versus corticosteroid for gluteal tendinopathy(2019年) PubMed

この記事は一般的な医療情報を提供するもので、個別の診断や治療の代わりにはなりません。治療の適否は医師の診察を受けてご相談ください。

YO REHA ORTHOPEDICS

PRPだけで終わらない。
診断からリハビリまで。

Yoリハビリ整形外科かわなでは、治療の適応を診断したうえで、PRPとリハビリを一つの治療計画として考えます。

院内でのPRP調製、専門医による診察、リハビリを一体的に行う様子を描いたイメージ
01

院内でPRPを調製

院内で採血・遠心分離・PRP調製・注射まで行います。採血から注射までは約1時間が目安で、入院を必要としない日帰り治療です。

02

専門医の視点で診療

整形外科専門医・リハビリテーション科専門医の視点から状態を確認し、PRP以外の選択肢も含めて治療方針を検討します。

03

リハビリまで一体的に

広く設備の整ったリハビリ室で、筋力や動作を評価します。日常生活やスポーツへの復帰、再発予防まで支援します。

この記事の執筆者プロフィール


Yoリハビリ整形外科かわな
院長 佐藤洋一

Yoichi Sato M.D.

医師・AIエンジニア


専門医・認定医・資格

  • 日本整形外科学会認定 専門医
  • 日本リハビリテーション医学会認定 専門医

  • 日本骨粗鬆症学会 認定医
  • 日本整形外科学会 認定リウマチ医
  • 身体障害者手帳指定医(肢体不自由)
  • 難病指定医(協力難病指定医)
  • 義肢装具等適合判定医

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本リハビリテーション医学会
  • 日本義肢装具学会
  • 日本骨粗鬆症学会
  • 日本整形外傷学会

修了

  • 日本骨折治療学会研修会 Basic, Advance
  • AO Trauma Course Basic, Advance, Pelvic & Acetabular
  • 義肢装具等判定医師研修会
  • 生活期のリハビリ医療に関わる医師の研修会
  • ボトックス講習・実技セミナー(上肢痙縮・下肢痙縮)

受賞歴

  • 日本リハビリテーション医学会 Reviewer Award
  • 日本骨粗鬆症学会 研究奨励賞
  • 日本骨粗鬆症学会 優秀演題賞
  • 日本骨折治療学会 優秀論文賞
  • 中部整形外科災害外科学会 学会奨励賞
  • 日本腰痛学会 優秀論文賞
  • 東海骨・関節疾患研究会 ベストレポート賞(2度)

趣味

  • キックボクシング(アマ2戦2勝1TKO)
  • コーディング(Python, Java, html, CSS)
  • 水泳、テニス、ヨット
  • アウトドア、旅行

Yoリハビリ整形外科かわな

名古屋市昭和区|八事西エリアのリハビリ整形外科

  • かわな いりなか 八事エリア
  • 昭和区 瑞穂区 千種区 天白区

でのお身体のご相談は当院へ。

世界標準の医療サービスで

一人ひとりの健康と繋がりを支える

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次