PRP PATIENT GUIDE
手・指の痛み
ばね指の引っかかり。
PRPは効く?
ばね指に対するPRPは、痛みや引っかかりが改善した症例報告があり、腱鞘の炎症を対象とする新しい選択肢として研究されています。ただし、ばね指だけを対象にした質の高い比較試験の結果はまだ十分ではありません。軽症・中等症で、装具や運動、ステロイド注射などとの違いを理解したうえで検討します。

記事内の人物・施設画像はイメージです。実在の医師・患者・院内設備を示すものではありません。
ばね指にPRPは有効ですか?
ばね指の引っかかり。PRPは効く?
ばね指に対するPRPは、痛みや引っかかりが改善した症例報告があり、腱鞘の炎症を対象とする新しい選択肢として研究されています。ただし、ばね指だけを対象にした質の高い比較試験の結果はまだ十分ではありません。軽症・中等症で、装具や運動、ステロイド注射などとの違いを理解したうえで検討します。
改善した報告がある
難治例で引っかかりが消失した症例が報告されています。
腱鞘炎には前向きな研究
類似する狭窄性腱鞘炎では統合研究があります。
重症度で治療を選ぶ
固定した指や強い拘縮では手術も検討します。
WHO MAY BENEFIT
どんな場合にPRPを検討する?
軽症〜中等症のばね指で、装具や活動調整後も痛みと引っかかりが残る一方、固定したロッキングや強い拘縮がない患者さんでは、PRPは新しい研究的選択肢です。難治例で症状が消失した症例報告があります。
ばね指だけを対象にした確定的な比較試験はまだ不足しています。ステロイド注射や腱鞘切開の確立した成績と比較し、直接根拠が少ないことを理解したうえで検討します。
READING THE EVIDENCE
現在分かっていること
2022年には、従来治療で改善しなかったばね指に3回のPRPを行い、引っかかりが消失して3か月再発しなかった症例が報告されました。直接根拠は少ないものの、効果を期待できる可能性を示す初期報告です。
ばね指を対象としたPRP・ステロイド・生理食塩水の比較試験は計画されていますが、公表された確定結果は限定的です。一方、類似するドケルバン病のメタ解析ではPRPによる痛み・機能改善が報告されており、腱鞘炎に対する間接的な根拠になります。

“治療名からではなく、診断と目標から
選択肢を考えます。

LIMITS & SAFETY
期待だけでなく、
限界も確認する。
注射後痛、出血、感染、腱・神経損傷などのリスクがあります。
PRPで必ず引っかかりが治るとは限らず、固定したロッキングや拘縮では腱鞘切開が適切な場合があります。
OUR APPROACH
PRPありきではなく、
まず適応を診断する。
当院では症状、画像所見、これまでの治療、生活やスポーツの目標を確認して選択肢を説明します。
PRPを行う場合も注射だけで終わらせず、必要に応じてリハビリを組み合わせ、他の治療が適切な場合はその選択肢も説明します。

FAQ
よくある質問
ばね指にPRPは有効ですか?
ばね指に対するPRPは、痛みや引っかかりが改善した症例報告があり、腱鞘の炎症を対象とする新しい選択肢として研究されています。ただし、ばね指だけを対象にした質の高い比較試験の結果はまだ十分ではありません。軽症・中等症で、装具や運動、ステロイド注射などとの違いを理解したうえで検討します。
誰でも同じ結果になりますか?
同じ結果になるとは限りません。疾患、重症度、製剤、治療歴などによって異なります。
何を確認して治療を決めますか?
診察、画像所見、これまでの治療、生活上の目標、費用や通院負担を確認して相談します。
REFERENCES
主な参考文献
- PRP in the management of trigger finger(2022年) PubMed
- PRP versus corticosteroid for trigger finger(2020年) PubMed
- PRP for de Quervain tenosynovitis(2024年) PubMed
この記事は一般的な医療情報を提供するもので、個別の診断や治療の代わりにはなりません。治療の適否は医師の診察を受けてご相談ください。
YO REHA ORTHOPEDICS
PRPだけで終わらない。
診断からリハビリまで。
Yoリハビリ整形外科かわなでは、治療の適応を診断したうえで、PRPとリハビリを一つの治療計画として考えます。
院内でPRPを調製
院内で採血・遠心分離・PRP調製・注射まで行います。採血から注射までは約1時間が目安で、入院を必要としない日帰り治療です。
専門医の視点で診療
整形外科専門医・リハビリテーション科専門医の視点から状態を確認し、PRP以外の選択肢も含めて治療方針を検討します。
リハビリまで一体的に
広く設備の整ったリハビリ室で、筋力や動作を評価します。日常生活やスポーツへの復帰、再発予防まで支援します。


