
何が起こっている?

小児肘内障は、乳幼児の肘で橈骨頭(前腕の骨)が靱帯から一時的に外れかかる状態です。
骨や靱帯がまだ未成熟な時期に起こりやすく、手を引っ張る・腕を持ち上げるといった日常の動作がきっかけになることがあります。
どんな症状?

突然、腕を動かさなくなるのが特徴です。
強い痛みを訴えるというより、腕をだらんと下げたまま使おうとしないことが多く、肘や手を触ると嫌がる様子がみられます。腫れや変形は目立たないことがほとんどです。
どうやって調べる?

診察では、受傷状況(腕を引っ張ったかどうか)と、腕の使い方を確認します。
典型的な経過と所見がそろえば、画像検査を行わずに診断できることが多いです。腫れや強い痛みがある場合には、骨折など他の病気を除外するため検査を検討します。
どうやって治す?

治療は、徒手整復(手で元の位置に戻す操作)を行います。
整復が成功すると、多くの場合はその場で腕を使い始め、短時間で症状が改善します。固定が不要なことも多く、日常生活へすぐに戻れるケースがほとんどです。
受診の目安

突然腕を使わなくなった場合や、手を引っ張った後に様子がおかしいと感じた場合は受診をおすすめします。
腫れや強い痛み、明らかな変形がある場合は、他のけがの可能性もあるため早めの評価が必要です。
当院で行う検査・治療

当院では、お子さんの年齢と受傷状況を重視して評価します。診察では、痛みの訴え方、腕の使い方、腫れや変形の有無を丁寧に確認します。
典型的な肘内障と判断した場合には、徒手整復を行います。整復後は、腕を自然に使えているかを確認し、必要以上の固定は行いません。
骨折など他のけがが疑われる場合には、レントゲン検査を行い、適切に対応します。
再発しやすい時期があるため、再発予防の注意点についても保護者の方に説明します。
Trend
近年の研究トレンド
くせになる?
一定期間は再発しやすいものの、成長とともに起こりにくくなるとされています。
当院では、再発予防のポイントを具体的に説明します。
固定は必要?
多くの場合、整復後の固定は不要とされています。
当院では、腕の使い方を確認し、必要最小限の対応を行います。
痛みは残る?
整復後は速やかに症状が改善することがほとんどです。
当院では、整復後の経過をしっかり確認します。
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