PRP EVIDENCE GUIDE
膝PRP・エビデンス
膝のPRP。
何が分かっている?
軽症〜中等症で、運動療法や一般的な注射を続けても痛みが残る方では、PRPは次に検討できる選択肢です。全員への効果を保証する治療ではありませんが、痛みを和らげ、動きやすさを取り戻す可能性が研究で示されています。

記事内の人物・施設画像はイメージです。実在の医師・患者・院内設備を示すものではありません。
変形性膝関節症にPRPは有効ですか?
膝のPRP。何が分かっている?
軽症〜中等症で、運動療法や一般的な注射を続けても痛みが残る方では、PRPは次に検討できる選択肢です。全員への効果を保証する治療ではありませんが、痛みを和らげ、動きやすさを取り戻す可能性が研究で示されています。
軽症〜中等症で期待
国際コンセンサスでは、変形が末期に至る前の症例が主な検討対象です。
保存療法の次の選択肢
運動療法や従来の注射で十分に改善しない場合に検討しやすい治療です。
痛みと機能改善が目標
軟骨再生を保証するのではなく、痛みを減らし動きやすくすることを目指します。
WHO MAY BENEFIT
どんな場合にPRPを検討する?
国際コンセンサスでは、おおむね80歳以下で、画像上の変形が初期〜中等度(KL 0〜III)にとどまり、運動療法や体重・活動量の調整、一般的な注射を行っても痛みや機能低下が残る方は、PRPを検討しやすい対象とされています。まだ手術を考える段階ではないものの、今の治療だけでは十分に動けない方にとって、次の一手になり得ます。
目標は軟骨再生そのものではなく、痛みを和らげ、歩行・階段・運動を続けやすくすることです。効果は注射直後ではなく、4〜6週から3か月、その後6〜12か月の痛みと機能で確認します。強い軸変形や不安定性、安静時痛が強い末期例では、装具や手術を含む別の治療が適することがあります。

READING THE EVIDENCE
研究結果はどう読む?
複数の比較試験や国際コンセンサスでは、特に軽症〜中等症の膝OAで、PRPによる痛みと機能の改善が支持されています。保存療法や従来の注射で十分に改善しなかった方ほど、治療選択として検討しやすいと整理されています。
一方、RESTORE試験では12か月時点で生理食塩水との差が示されませんでした。研究ごとに対象患者、製剤、注射回数が異なるため、期待できる方を診察で見極めることが大切です。

“研究結果と、目の前の状態を分けずに
治療を考えます。

LIMITS & SAFETY
期待だけでなく、
限界も確認する。
注射後に一時的な痛み、腫れ、熱感が出ることがあります。感染など注射に伴うリスクもあります。
PRPは全員への効果、軟骨の再生、手術の回避を保証する治療ではありません。
OUR APPROACH
治療名より先に、
適応を診断する。
当院ではPRPありきで治療を決めません。症状、画像所見、これまでの治療、生活やスポーツの目標を確認します。
そのうえでPRPが適している可能性があれば、期待できる変化と限界を共有し、前向きな選択肢としてご提案します。注射だけで終わらせず、必要に応じてリハビリを組み合わせ、動きやすい状態を長く保つことを目指します。

FAQ
よくある質問
変形性膝関節症にPRPは有効ですか?
軽症〜中等症で、運動療法や一般的な注射を続けても痛みが残る方では、PRPは検討できる選択肢です。全員への効果を保証するものではありませんが、痛みや機能の改善を示す研究があります。
どんな人がPRPを検討しやすいですか?
画像上の変形が初期〜中等度で、運動療法や体重・活動量の調整、一般的な注射を続けても痛みや動きにくさが残る方です。末期の変形では別の治療が適することがあります。
治療はどのように決めますか?
診察と画像所見、これまでの治療、生活上の目標を確認して相談します。受診した時点で治療を決める必要はなく、まず自分がPRPを検討しやすい状態か確認することから始められます。
REFERENCES
主な参考文献
- American Academy of Orthopaedic Surgeons Technology Overview Summary: Platelet-Rich Plasma for Knee Osteoarthritis(2024年) PubMed
- Platelet-rich plasma injections for the management of knee osteoarthritis: The ESSKA-ICRS consensus(2024年) PubMed
- Effect of Intra-articular Platelet-Rich Plasma vs Placebo Injection on Pain and Medial Tibial Cartilage Volume: RESTORE Trial(2021年) PubMed
この記事は一般的な医療情報を提供するもので、個別の診断や治療の代わりにはなりません。治療の適否は医師の診察を受けてご相談ください。
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Yoリハビリ整形外科かわなでは、治療の適応を診断したうえで、PRPとリハビリを一つの治療計画として考えます。
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整形外科専門医・リハビリテーション科専門医の視点から状態を確認し、PRP以外の選択肢も含めて治療方針を検討します。
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